ペルシャ湾沿岸地域では地球温暖化によって高温多湿化が進み、21世紀後半(2071~2100年)には人間の限界を超える極度の暑さと湿度に見舞われる可能性があるという(Ars Technica、AFP、WIRED、Nature、Slashdot)。 人間が生存できる気温や湿度の限界値については「湿球温度」と呼ばれる指標を用いて測定される。論文共同執筆者のジェレミー・パル教授によると、高温と高湿度があるレベルを超えた場合、「人体は体温を自ら下げることができず、オーバーヒートに陥る」そうで、たとえば湿度50%と気温46度が組み合わさった場合この限界値を超えるという。 地球温暖化がより進行するシナリオでは、アブダビやドバイ、ドーハ、ダーラン、バンダルアバスといった主要都市で、極端な湿球温度が人間の生存の閾値を時々超えるという。これら地域は暖海に近いため、極端な高温多湿気候になりやすい。 これに関連し