除草剤を使わないコメ作りのために開発されたアイガモロボット(水田除草ロボット)が19日、岐阜県羽島市桑原町大須の「アイガモ稲作研究会」の田んぼでお披露目された。 県情報技術研究所、県中山間農業研究所、岐阜大学などが共同で開発した。全長と高さ50センチ、幅45センチ、重さ約9キロ。走行用ベルトで雑草を踏みつぶしてかき出すとともに、水を濁らせて日光を遮り、雑草の成長を抑制する仕組み。 この日は、地域の子どもたちが田植えをしたばかりの田んぼで走行実験を実施。搭載されたカメラで稲の列を捉えながら、田んぼを自動で走り回った。 実験は同研究会の田んぼの一角(1000平方メートル)で7月頃まで行い、アイガモ農法を導入しているほかの田んぼと除草効果を比較する。2013年に30万円程度で販売することを目標としており、今後も改良を重ねていく。 県情報技術研究所の光井輝彰・メカトロ研究部専門研究員は「除草剤を使