創業50周年を迎える2008年3月期に、売上高営業利益率10%という目標を掲げているカシオ計算機。11月、2007年3月期中間決算の説明会の場で、樫尾和雄社長は「創業50周年を最高の決算で締めくくる」と話し、改めて目標達成への意欲を見せた。 それもそのはず。カシオは中間決算で、2007年3月期の連結売上高を6300億円(従来予想は6200億円)に、営業利益を510億円(同500億円)に上方修正した。好業績を牽引しているのは、デジタルカメラと携帯電話。いずれも、カシオが得意としてきた「軽薄短小」型の製品である。 デジカメと携帯電話のヒットで株高が続く 今年5月、カシオは薄型デジカメ「EXILIM(エクシリム)」に1000万画素を超す高解像度のモデルを他社に先駆けて投入した。大きな液晶画面の搭載でも先行するなどして、ヒットが続いた。携帯電話は、KDDI(9433)の「au」向けに腕時計「Gショ
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