設計レビューやソースコードレビューといったレビューは、ソフトウェアの品質確保だけでなく、開発者のスキル向上のためにも非常に有意義です。このレビューを有意義なものとするために心がけてべき最も重要なことのひとつが、 「自分の書いたソースコードや設計書に対して客観的であること」 です。簡単そうで、これがなかなか難しい。 人間、自分で作ったものは愛着が出ます。これはソースコードも同じ。エレガントなモデル設計やスマートなアルゴリズムに仕上がったものは誇らしいけど、混乱した設計や実装も、こんなはずじゃないんだ、分かっているんだとかばいたくなる。なので、人からつっこまれると、ついつい、ソースコードの味方をしてしまうことがあります。これは、ちょっと過保護で、ソースコード君のためにはなりません。 では、客観的な立場に立てているどうかはどうやったら分かるでしょうか。ひとつの方法は、「レビューの指摘に対して、ソ