「夫婦は社会の最小単位」なんて言いますが、家庭でも、会社でも、人間関係の悩みは尽きないというご時世だ。 そんな人間界と変わらないのが、類人猿の世界かもしれない。ご存じの通り、群れという“社会”で一定の序列と秩序をつくりながら暮らすチンパンジーやゴリラの生態は、人間に酷似している。彼らの頭の中はどんな思惑が渦巻いているのだろうか? 下の写真は、『ナショナル ジオグラフィック日本版』2月号の表紙を飾った一点だ。 「彼女とはうまくいくだろうか?」 「こんな生活をしていて、将来は大丈夫なのだろうか?」 「自分は何のために生まれてきたのだろうか?」