【AFP=時事】悪性の顔面腫瘍で個体数が大幅に減少したタスマニアデビルは、非常に急速な遺伝子進化を通して絶滅の危機から立ち直りつつあるとみられるとの驚くべき研究結果が30日、発表された。 【図解】絶滅の恐れのあるオーストラリアの生物 オーストラリアのタスマニア(Tasmania)島にのみ生息する、イヌほどの大きさの夜行性の肉食有袋類で絶滅危惧種に指定されているタスマニアデビルについて、20年前に顔面腫瘍が発生した前後の294個体のゲノム(全遺伝情報)を詳細に比較した結果、ほんの4~6世代の間に、7個の遺伝子に種全体に及ぶ適応進化が起きていることが明らかになった。7個のうちの5個は、哺乳類の免疫力とがんへの抵抗力に関連する遺伝子だ。 英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に掲載された研究論文の共同執筆者で、米ワシントン州立大学(Washin
おととし、福井県勝山市で小学生が見つけた化石が、およそ1億2000万年前の哺乳類のもので、全身の骨格の半分以上が残る、極めて珍しいものであることが分かりました。 石の表面に哺乳類の歯があり、福井県立恐竜博物館が調べたところ、およそ1億2000万年前の、ネズミに似た特徴を持つ「多臼歯類」のものであることが分かりました。 さらに石の内部をCTで調べたところ、頭の後ろから腹の部分までの骨格が、長さ5センチ、幅2.6センチ、厚さ1.3センチの大きさで確認されたということです。元の体長はおよそ13センチと推定され、骨格の半分以上が残っているとみられるということです。 恐竜博物館によりますと、恐竜が生きていた時代の哺乳類の化石は全国で11例見つかっていますが、多くは歯やあごの一部だけで、骨格の多くが保たれているのは極めて珍しいということです。恐竜博物館の宮田和周主任研究員は「生きていた当時の姿をそのま
福井県勝山市北谷の前期白亜紀(約1億2000万年前)の手取層群北谷層から、国内初となる恐竜時代の哺乳類の骨格化石が発見されました。 恐竜時代の哺乳類の姿やその進化を知る上で重要なこの発見について、今月24日㈮から福井県立大学で開催されている日本古生物学会において発表されました。 学会での発表 学会名 日本古生物学会2016年年会 日時 2016年6月25日㈯ 午後4時30分から 場所 福井県立大学 共通講義棟1階 大講義室109 (学会B会場) 発表者 宮田和周(福井県立恐竜博物館主任研究員・福井県立大学准教授)、東 洋一(福井県立恐竜博物館特別館長・福井県立大学特任教授)、 羅哲西(シカゴ大学) タイトル 日本初の中生代哺乳類骨格化石 日本初の恐竜時代の哺乳類骨格化石について 福井県勝山市北谷の前期白亜紀(約1億2000万年前)の手取( てとり ) 層群( そうぐん ) 北谷層から、国内
大型肉食恐竜ティラノサウルス・レックスの骨格標本。独ベルリン自然史博物館(2015年12月16日撮影、資料写真)。(c)AFP/John MACDOUGALL 【6月8日 AFP】哺乳類が繁栄するようになったのは6600万年前に地球への小惑星衝突で恐竜が絶滅した後だとする通説は誤っていると主張する論文が8日、発表された。 この論文によると、われわれの祖先の温血動物は、大型肉食恐竜ティラノサウルス(Tyrannosaurus)や他の肉食恐竜がわが物顔で地球を闊歩(かっぽ)していた数百万年の間も繁栄し、拡散していた。さらに、小惑星が地球に衝突して半球に大嵐が巻き起こり、長期にわたる骨まで凍りつく地球の温度低下で、哺乳類は大きな打撃を受けていた。 論文の共著者で、米シカゴ大学(University of Chicago)進化生物学博士課程学生のエリス・ニューアム(Elis Newham)氏による
1948年、青森県生れ。七五年京都大学大学院理学研究科地質学鉱物学専攻修士課程修了後、東京大学医学部解剖学教室(97年に東京大学大学院医学系研究科分子細胞生物学専攻細胞生物学・解剖学講座生体構造学分野と改称)助手、86年より東京芸術大学美術学部美術解剖学非常勤講師を併任。理学博士。地質学会奨励賞、地球科学賞を受賞。主な著書に『デスモスチルスの復元』(84年、海鳴社)、『恐竜復元』(97年、岩波書店)、『ヒトのかたち5億年』(2001年、てらぺいあ)、共著に『絶滅した日本の巨獣』(89年、築地書館)など。 奇妙な歯の形から付けられた名前──「古生物」というと、多くの人がまず「恐竜」を思い浮かべると思います。博物館でも、その大きく迫力ある骨格に目が奪われがちですね。しかし恐竜以外にも、興味深い大型の動物達の化石がたくさん発見されています。マンモスなどは有名ですが、先生は中でも謎の多い大型哺乳類
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約6600万年前の頭骨化石、初期哺乳類の新種か 研究 約6600万年前の頭骨化石、初期哺乳類の新種か 研究 【パリAFP=時事】約6600万年前の恐竜王国に、地リスの一種グラウンドホッグ(別名ウッドチャック)に似た「風変わりな」生物が生息していたとの研究論文が、5日の英科学誌ネイチャーに掲載された。 体重約9キロのこの生物「ビンタナ」は、中生代の南半球に生息していたことが知られている哺乳類の中で最大のものとなる。(写真はビンタナの想像図) 論文を発表した米ストーニーブルック大学のデービッド・クラウス氏率いる研究チームは、ネズミほどの大きさしかない同時代の哺乳動物において、「スーパーヘビー級」であるビンタナは生命の歴史の中で重要な位置を占めることになったとし、またその発見は、恐竜絶滅後に地球の支配者となる哺乳類の進化の歴史が、これまで考えられていたよりもさらにさかのぼることを意味すると説
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県博物館・河部学芸員が論文賞 日本古生物学会 2014年06月20日09:20 ティラノサウルスの頭部標本の横に並ぶ河部壮一郎学芸員=関市小屋名、県博物館 関市小屋名、県博物館の河部壮一郎学芸員(28)が筆頭著者となってまとめた、哺乳類や鳥類の化石から脳の大きさを簡単に推定できることを突き止めた研究論文が、日本古生物学会の論文賞に選ばれた。同博物館の学芸員が受賞するのは初めて。 ◆哺乳類、鳥類の脳に関する研究 大きさに法則発見 論文賞は同学会の学会誌に掲載された最も優れた論文に贈られる。河部学芸員は「哺乳類および鳥類における脳の体積と幅の関係」の題名で論文を発表した。 古生物研究では、脳の大きさは体重や進化を知る上で重要な情報となる。河部学芸員は現生の哺乳類や鳥類について脳の大きさの法則性を調べた結果、脳の幅が分かれば大きさを計算できることが分かった。 古生物の脳にも適用できるか、絶滅した
上野動物園(台東区)は13日、11月に来園した、卵を産む哺乳類「ハリモグラ」の展示を始めた。国内の動物園で飼育されている例は少なく、園でも1908年以来105年ぶり。 園によると、ハリモグラはオーストラリアとニューギニアに生息する哺乳類。母親が「育児嚢(のう)」と呼ばれる袋に卵を産んで温め、子どもをかえす。袋からにじみ出す母乳を与えて育児をするという。 地中で暮らすモグラと違い地上生活だ。えさを探したり身を隠したりする際に地面を掘る。また、危険を察知するとボール状になり体中の針を立てるという。 展示しているのはメス1匹。薄暗い照明の室内で飼育しており、観察しにくい時もある。一緒に来園したオスは環境に慣れてから公開する。担当者は「国内で実物を見る機会はほとんどない。不思議な生態を知ってほしい」と話している。
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