山形県最上町の瀬見温泉旅館組合が、統廃合のため閉校した小学校の教室にモーター付きの自動車模型「ミニ四駆」のコースを設置し、人気を集めている。6月5日、ミニ四駆をもじって「Semi四駆2016」と名付けた家族向けの催しを今年も開く。 ミニ四駆は、1980年代と90年代に小中学生を中心にブームが2度あった。近年、その世代が大人となり、自分の子どもと一緒に遊ぶなど、再び人気が出ている。 ひなびた温泉街と自動車模型の組み合わせは2011年3月に地元の瀬見小が閉校した際、旅館組合が地域おこしとしてミニ四駆に目を付けたのが始まり。 事務局長の原田孝さん(53)らが中心となって、12年の夏祭りでミニ四駆を販売。小さなコースで遊んでもらったところ、子どもたちに評判となった。 このため13年夏から町の支援も受け、旧瀬見小の教室に1周150メートル~200メートルの常設コースを設置。日曜日を中心に、利