いよいよ今週末、7月20日(土)に全国ロードショーが迫った、宮崎駿監督の最新作「風立ちぬ」。エキレビではすでに文筆家の千野帽子さんが、「風立ちぬ」にまつわるブックガイドを書いている。 そのあまりの充実ぶりに、レビューのハードルが上げられてしまった気がした。さて、私がこの作品について書くとしたら、どこに注目すればいいのだろうか……。そんなことを考えながら試写会に行くと、会場で配布されたパンフレットに、大塚康生(東映動画時代の宮崎駿の先輩にあたる)が「時代ごとに変わる蒸気機関車とそれを包む風景を描き分けていると聞き、期待大!」と書いているのが目に入った。 宮崎アニメというと、飛行機はじめ空を飛ぶ乗り物がよく活躍するため、とかく“飛翔”などのキーワードで語られがちだ。しかし、実際には飛行機だけでなく、自動車や鉄道などほかの乗り物もたくさん登場する。とくに鉄道は、空間の広がりを表現するため効果的に
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