幹細胞技術を用いて、2匹の父親マウスから子どもを誕生させることに成功したとする論文が、8日発行の米医学誌「Biology of Reproduction」に発表されたそうだ。 これにより、絶滅危惧種の存続、そして同性カップルが「遺伝学上のわが子」を持つことを可能にしてくれるかもしれない画期的な技術革新だという。 ソース: 遺伝的に「2匹の父親」を持つ子マウスが誕生、米研究 国際ニュース : AFPBB News 米M.D.アンダーソンがんセンターの研究チームは、オス(XY)マウスの胎児の細胞を操作して、人工多能性幹細胞(iPS細胞)株を作製した。具体的には、成熟細胞の遺伝子を再プログラミングして胚性幹細胞(ES細胞)に似た状態にした。 このiPS細胞株から成長する細胞の一部は、その過程でY染色体を失い、XO細胞となった。このXO細胞をメスのマウスから採取した胚に注入したものを「代理母」マウ