熊本市は1日、全国20番目の政令指定都市となった。2010年の相模原市以来の政令市誕生で、九州では北九州市(1963年)、福岡市(72年)に続き3番目。 政令市移行に伴い、熊本市は中央、東、西、南、北の五つの行政区と区役所を設置するほか、国道、県道の管理や教職員の採用など317の事務が県から移管される。 政府は市町村合併を促すため、01年に政令市の人口要件を「70万人以上」に緩和。熊本市は10年3月に周辺2町を編入合併し、要件を上回る約73万人となった。今後は従来の「100万人以上」の要件に戻るため、政令市は全国20市体制が当面続く見通しだ。(共同)