ボードゲームには健全な市場が無いのがよくないと思うのです。 例えばカタン島で小さい家を五つ建て切ったけど六つ目を立てたいと。こんな時は先進国なら市場から調達という発想になるのですが、かの島にはプレイヤーが数人しかいないのでまともな市場原理は期待できず、というかそもそも国の規制で家は売買できないことになってます。 ならばグローバリゼーションの波に乗ってレッツ国際闇貿易ってことで隣のモノポリー卓のプレイヤーを突っついてホテルを売ってもらうことにするです。しかしここで障壁になるのがまたしても為替市場の不在。お願い小麦と鉄と以下略を出すんでその赤いプラスチックの家を分けてと申し出ても返ってくる答はうるせえドル持って来い。 かように市場の不備は勝利への道における深刻な障害となるわけですけども、逆に言えばこれは国家が旗振り役となって新規商品の市場を立ち上げ新たな王道を築き上げる絶好の機会ともいえます。