共学なのに34年ぶり男子!元女子校「獲得作戦」で70人 34年ぶりに、男子が学校に戻ってくる。男女共学校でありながら、1978年以来、男子生徒数ゼロの“事実上女子校”状態が続いていた熊本県立熊本第一高校の入試合格者発表が14日、行われ、男子70人(全合格者376人)が合格した。高校と同窓会が、一昨年秋頃から「正常な形の共学」復活を目指した活動を推進。野球部創設、トイレのリフォームなどの“公約”を決め手に、念願の男子ゲットとなった。 “女子の園”だった高校が、春に34年ぶりの男子新入生を迎え入れる。 熊本一高は1903年に女学校として創立した名門。49年の小学区制導入で、近隣の男子を迎える共学校となった。最盛時の52年には計約280人の男子がいたが、学区の変更などにより減少。ついに78年3月、3人が卒業したのを最後に、男子入学は途絶えた。男子出願者も「たまに1人か2人いるが、不合格か、受験し