南部町にある室町・戦国時代の大名三戸南部氏の城跡からサイコロが出土しました。同じ遺跡から2015年に見つかったすごろくの駒と一緒に使われていたと見られます。 サイコロは国の史跡に指定されている三戸南部氏の城跡聖寿寺館跡から見つかりました。サイコロは1辺が1.2センチの正六面体でシカの角製とみられます。それぞれの面には穴が掘られ、1から6までの目が刻まれています。南部町教育委員会が行う発掘調査で去年8月に見つかり分析が進められてきました。2015年には同じ史跡内ですごろくの駒2枚も出土していて、サイコロとセットで見つかるのは東北地方の中世時代の遺跡では初めてです。当時サイコロを振って盤上の駒を動かし、どちらが先に全ての駒を相手の陣地に侵入させるかを競う「すごろく遊び」が城の中で行われていたと見られています。 ★南部町教育委員会 布施和洋 総括主査 「当時の方々が熱中していたすごろくの証拠とい