東京の中でも練馬区だけは区制のはじまりを「独立」という言葉で表現しています。いったいなぜでしょうか。フリーライターの小西マリアさんが解説します。 8月1日は練馬区の独立記念日。東京の中でも練馬区だけは区制のはじまりを「独立」という言葉で表現するのをご存じでしょうか。 というのも、練馬区は板橋区から独立して成立したからです。2017年には独立から70年を迎えて、区内各所で盛大な行事が開かれました。 成立ではなく、独立という言葉を使う練馬区。独立というのは、一般的に平穏無事に行われるものではありません。人類の歴史を振り返っても、アイルランド独立とかインドネシア独立、アンゴラ独立など、血と汗によって達成されるものなのです。 もちろん血こそ流れませんでしたが、練馬区は独立達成まで、22年間にわたる苦闘を繰り広げてきました。 板橋区からの独立は、練馬区にとって特別な意味合いを持っているようです。区議
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