27日、衆院選の投開票が行われ、小選挙区で落選した京都2区の新人・堀川朗子氏(共産党)が比例近畿で復活当選した。 初当選となった堀川さんは、引退したベテラン穀田恵二さん(77)の事実上の後任で、「党をけん引する新たな逸材」と党も注力。自民への逆風を作りだしたのが党機関紙であったことも力となり、京都の共産の世代交代のため、高齢化の進む組織がフル回転した。 勝利には無党派層への支持拡大が欠かせず、選挙中、堀川さんは裏金事件など、共産こそが政権与党を追い詰めていると党の力をPR。自らも返済中の奨学金の負担軽減や、学費値下げの訴えなどで、同世代の支持拡大にも奔走した。