ここ最近、また桐野夏生さんの小説を連続して読んでいます。 彼女の書く「女性」は、したたかで残酷。感情的なのに大胆でしぶとい。 冷徹な視線で、女性の本性を容赦なく暴く描写は空恐ろしくもあり。 でも、なぜかジメジメした感じがしないんです。 数々の話題作を書いている桐野さんですが、その中の3冊を紹介します。 I'm sorry, mama. ハピネス バラカ I'm sorry, mama. I’m sorry,mama. 作者: 桐野夏生 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2004/11/01 メディア: 単行本 クリック: 12回 この商品を含むブログ (125件) を見る 自分の利益・不利益のためには、人を欺くことをなんとも思わない、根っからの悪人アイコ。 彼女は娼館の生まれで、親はわからなかった。 常に蔑まれてきた彼女は、自分が犯罪や殺人を繰り返してきたことにも罪悪感も持ったことがな
![とにかく「女」が怖い。そして面白い!桐野夏生の本 - 勝手気ままにイラストコラム](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/85fce54ffe091330e1d572ca6ec49df986e73571/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2FS%2FSUISA%2F20180307%2F20180307173018.jpg)