id:kurotokage氏がアイヌとチベットとについて、 [思想][社会]勘違いしている。問題とされているのはそれぞれに対する関心の強さではなく、相反する姿勢。アイヌについて黙っていることを批判している人はいない(はず)。 なるブックマークコメントをつけた。 私にはかの人のそうした発想自体がとても奇妙なものに思える。かの人は、アイヌとチベットを同列に見ているようだが(そうでなければ、両者の姿勢に対する態度の違いを「相反する」とは評せないはずだ)、根本的に異なる点があり、チベットが現実に政府によって暴力と弾圧を被っているのに対し、アイヌはそうではないということ。 アイヌは望むのであれば、彼らの考える地位向上活動や啓蒙運動を行うことが出来るし、独立運動でさえ可能である。日本におけるアイヌの問題が、国民国家に一般的に存在する歴史的な同化政策の問題であるのに対し、チベットの問題は暴力的な統治行為