目次 [toc] はじめに キャディでバックエンドエンジニアとCI/CDやIaC、自動テストなどDevOps的な仕事を兼務している山下です。 k8sを実際にサービスの運用に使おうとすると確実にぶつかる壁があります。それは構成管理です。 具体的にいうと、基本は設定を共通化しつつ、環境に応じて一部だけを差し替えて管理しようとするとk8sだけでは運用が難しくなってきます。 そうした課題を解決するのに、最も使われているツールはHelmです。 (Helmは構成管理だけでなく、パッケージマネージャーとしての機能もあり、より広範な存在ですが) しかし、キャディでは、Kustomizeというツールを使用し、構成管理を行なっています。 その理由やメリット、使い方を簡単に紹介出来ればと思います。 Kustomizeを選定した理由 HelmではなくKustomizeを選定した理由は大きく4つ存在します。 それは