さて、第5回は以前、ビリーさんが紹介してくれた「処刑山/デッド卍スノウ」のレビューです。 このノルウェー発の超絶戦争ホラーコメディの傑作…、もし、ビリーさんに紹介されず見落としていたらと思うと、恐ろし過ぎてゾッとしちゃいますね。 雪山旅行満喫中の医大生8人がゾンビ化したナチスに襲撃されて、散々な目に遭う今作。全編が往年の傑作ホラーへのオマージュに満ちていて、ニヤニヤしっぱなしにさせてくれます。普通なら、ちょっと退屈してしまうようなシーンでも、キャラクターのひとりが「ブレインデッド」の名場面をプリントしたシャツを着ているだけで、ツボを刺激されて楽しめてしまうので、何とも心憎い演出を楽しめます。 中盤から本格的にゾンビが襲い始めると物語は一気に盛り上がりを見せ、今までのゾンビ映画では描かれなかったような斬新な描写の連続に抱腹絶倒すること間違いなしです。 ゾンビの腸を使った“クリフハンガー”なん