「何のためのAIか考えて」 ゲームAIの実装で重ねた苦労、DeNAが伝えたい“4つのポイント”(1/2 ページ) 「AIをビジネスに実装する大変さを日々痛感している」――ディー・エヌ・エー(DeNA)でゲームAI(人工知能)の開発・実装などを担当する奥村エルネスト純さん(システム本部 AIシステム部AI研究開発第三グループ AI研究開発エンジニア)は、こう話す。奥村さんは、2月6日に東京・渋谷で開催された技術者向けイベント「DeNA TechCon 2019」に登壇し、AIプロジェクトを進める上で重要な4つのポイントを説明した。 奥村さんは、同社のスマートフォンゲーム「逆転オセロニア」にAIを導入するプロジェクトを進めてきた。同社はこれまでもゲームAI開発や実装について社内外で発表してきたが、使用したデータやAI技術の詳細、PoC(概念実証)の話がメインだった。今回は、実際に逆転オセロニア