私の行きつけの飲み屋は刺身がおいしいので近所で有名な店であります。 聞けば板長が毎朝築地に自ら仕入れに行っているとのこと。 小さい店なのに新鮮な魚を毎日出すとなると実は原材料の管理はとても大変であり、売れ残った刺身は、鮮度が落ちてしまうので、翌日には煮物などにして前菜として再利用したりして工夫しているとのことでした。 私の実家も商売をしていたので、この食べ物を扱う店が余剰の生鮮食品や原材料をどう生かして無駄をなくすかという工夫でとても苦労していることはよく理解できます。 たとえばラーメン屋さんなら前日の残ったライスを翌日の炒飯用に再利用するなど、用途によっては翌日以降も利用できる食材は決して無駄にしないように工夫しているのです。 そこには、単に経済的な理由だけではなく、食べ物をお客様に提供することを生業としている職人達にとって、食材はどれも貴重で大切なものであり、決して無駄にしないと言う強