どの会社にも、どんなコミュニティにも一定数、「失礼な人たち」がいる。 「失礼」は抽象的な表現であり、相対的なものなので、当然、ある人が失礼と感じることが、他の人にはそうではないことがたくさんある。 だが、「失礼」は確かに存在している。 「論語」によれば、失礼というのは、慎みと敬意がない、ということである。 例えば、インターネットではよく見かけるが、相手に「バカ」「無能」と言ってしまうのは、失礼にあたる。 同じように、誰かが間違ったことをした時に、皆の目の前で「間違っている」と批判することも、失礼な行為だ。 ◆ 以前、こんなことがあった。 その企業は小さなシステム開発会社で、ワンマン経営をしている社長がいた。 そして、その社長は思い込みの強いタイプで、会議でよく間違ったことを言った。 例えばこんな具合だ。 「ソフトの品質が悪いのは、仕事への思い入れが足りないからだ!」 現実的には、ソフトの品
アダルト業界でデザイナーとして働いていた頃、 あるデザイナーの「ゆるやかな死」を見たことがある。 ここでいう「ゆるやかな死」というのは、 「アウトプットの決定的な低下」のこと。 ▼ 音声で聞きたい方はこちらからお聴きくださいb ▼ エースデザイナーの「異変」その人(以後、Nさんとします)は僕が新卒入社する前から、DVDジャケットのデザインを1ヶ月で10点前後作り続けている現役バリバリのグラフィックデザイナーだった。 月で10点は、ジャケット以外の業務も含めれば余裕で週3くらいは残業が必要な量。それをNさんは月に1回くらいの残業で平気にこなす。 言うなればエース、シニアとも言えるデザイナーさんだった。 そんなNさんがある時から変化が生じ始める。 アウトプットのテンプレ化AVは「シリーズもの」が多い。 かの有名な「マジックミラー号」も、様々なシリーズ、企画内容が出ているが、それらをまとめて「マ
漫画家・いしいさやさんの著作『よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話』が話題だ。エホバの証人の母のもとで育った彼女の、壮絶な体験談が反響を呼んでいる。前回記事では、エホバの証人の全容を紹介した。今回は、信者時代の生活を中心に話を聞いた――。 (前編はこちらから http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54011) 取材・文/伊藤達也 同級生の家に勧誘しに行く 「信者の人が宗教勧誘で自宅に訪問に来る」って、みなさんも覚えがあるかと思うんです。でも、私は「来る」んじゃなくて、「行く」側の人間でした。 それも、自分で「宗教を広めたい」と思っているわけじゃなくて、母親に連れられていくだけでしたから、本当に憂鬱でした。イヤでイヤで仕方がなかった。子どもでしたから、本当は休みの日は絵を描いたり、友達と遊んだりしたかったです。 訪問して話を聞いてくれる人なんて、優しいお
「卒業後の人生ってこんな感じだよね…」世界中の人々に共感されていたイラスト 学校を卒業するまでと、社会人になってからでは、人生は大きく様変わりします。 海外のある人物が、その違いを1枚のイラストで表現したところ、世界中の人々から共感できると称賛を受けていました。 Life up until Graduation 『卒業までの人生』 milksperfect作 シンプルなイラストですが、 学生時代までは、険しいながらも階段や坂道が整備されていて、どこを目指せばいいかはそれほど悩まずに済みます。 しかしそこから先(卒業後)は……、果てのない世界が広がっています。 それからの人生は、何の道しるべもない世界を自分の足で歩いて行かなくてはなりません。 このイラストに対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。 ●すばらしいね。君がこれを作ったの? ↑(投稿者)そうだよ。ありがとう! ↑印刷したい、象
定時退社を導入するとどうなるか。私の勤めている会社は1年前から導入したので、どうなるかを書いてみようと思う。(サービス残業・休日出勤・持ち帰り残業も厳禁。定時になると文字通り締め出される。) 1.「余計な仕事」をしなくなる、命令できなくなる。 別に残業できなくなったからといって増員配置される訳ではないので、仕事の量は変わらないし、締め切りも変わらない。だから、皆「余計な仕事」を減らすようになる。 例として、例えば企画を立てるにあたってA案、B案、C案と作っても採用されるのはひとつだけだから、はじめから2つに減らす、あるいは決め打ちでひとつの案しか作らないようになる。 これは上司も同じで、複数案作成することを命令すれば、当然作業時間が2・3倍増えるため、おいそれとそういった命令はできなくなる。 だが、果たしてそれが「余計な仕事」なのか?しかし、制度は待ってくれない。余計な時間の仕事は全て悪な
わかめホームラン (@wakame_HR)さんが紹介した『ファミレスで見かけた親子』が話題になっています。 [ada] ファミレスにて、子どもがドリンクバーを混ぜて遊んでいるのを目撃したわかめホームランさん。 親は注意しないのかなと思って見ていたところ・・・ 子供がドリンクバー混ぜて遊んでて「食べ物で遊ぶなよ、あと親も注意しろよ」などと内心思ってたら、ものすごいマズいのができたらしく一口飲んでもういらないと言いだす。すると「ぜんぶ飲むまで帰らん。やったことの責任はとれ」とお母さん不動の構え。なるほど、これが教育か。 — わかめホームラン (@wakame_HR) 2015, 12月 11 これは素晴らしい(*´Д`)!! 頭ごなしにダメと言うのではなく、子どもに考える機会を与えるお母さん。 不味い飲み物を作り出してしまった子どもは、しっかりと反省したことでしょう(*´ェ`*) Twitte
実家にて荷物を整理していたところ、俺が小学2年生の頃に書いた伝説の本『おこるとどれだけそんをするのか?』発掘されました。 この本の存在については、大人になってからも何度か見返していたので、内容も把握していたのですが、デジタルデータとしてまだ保存していなかったので、今回無事にデジタルデータとして保存しました。 何度読み返してみても爆笑必死で、それでいて、とても深みがあり、俺という人間の根源が溢れんばかりに滲み出ています。 こんなヤバいものを大切に保管してくれていたオカンに感謝しつつ、みなさま宜しければご堪能下さい。 もくじ 第一部 おこるときどうおこるか 1〜2 第二部 こういうかんちがいはしないでほしい 3〜4 第三部 おこるとどれだけそんするか 5〜7 第四部 ふくしゅう 8〜9 第一部「おこるときどうおこるか」 おこると言うことは、そんである。 おとなは、すぐ、ちょっとしたことでおこる
都内で細々と自営のデザイン屋をやっております。今回のエンブレムの騒動もここにきて(とりあえず)一つの区切りがついたようなので、この一連の出来事において個人的に感じたことなどを忘備録も兼ねて書き留めておきます。 まず、佐野研二郎という人物についてですが、今回の騒動でまぁ国民に広く知れ渡るほどの知名度を得ましたけど、デザイン業界においてはスーパースター的な知名度が元からありました。まぁサッカーの日本代表でスタメンに入るようなイメージですかね。ちなみに僕はJ2にも入れないぐらいですね。サッカー観ないからよく知らないけど。まぁ所詮業界内だけのことを国民的なスポーツに置き換えるのもアレなんですけど。 で、そんな彼がこんな形で騒がれ始めて、まるで自分や自分のやってる仕事に対していちゃもんつけられてるような気になって一人で勝手に心を痛めていたわけです。しばらくは。 今回のエンブレムが発表されて最初に感じ
佐野氏騒動「一般人にはわからない」とわかりにくいデザインをカッコいいと勘違いするデザイナーは辞めろ 2015年 08月 29日 一般人はデザインの意味がわかってない。 デザインを知らない一般人は口出すな。 このデザインの良さがわからないなんて、 そんな輩は引っ込んでろ。 ネット民が作ったデザイン案の、 どこがいいのか。 ありきたりすぎてデザインとはいえない。 ・・・・・ バッグのデザインを、 写真丸パクリするという、 信じられないことをしてがした、 俺はやってないから関係ねえ、 といわんばかりの佐野研二郎氏作の、 パクリ疑惑五輪エンブレム問題が、 泥沼と化しているのだが、 ネットの反応を見ていると、 非常におもしろい現象がわかる。 ざっくりした印象だが、 デザイン関係者は、佐野氏を擁護し、 佐野氏デザイン案はいい、 ネット民が作ったデザインはダサい、 という傾向があり、 デザイン関係の仕事
今週の土曜日にワタクシが学生時代に所属していた組織のディベート大会があり、後輩の指導・試合のジャッジ(判定員)としての活動などで動き回っておるのですが、ディベートのテクニックというか、基礎的な考え方というのは、一般生活でも役立つものが結構あります。今回はそういうものを書いていきたいと思います。 主張には論証で 発言を通して主張する場面があります。会社では「研究開発費にお金を使うべきだ」「新卒採用に力を」といった戦略的なものや、個人的な「本社に転勤させてください」「内勤にしてください」といったもの。あるいは家庭内で親に「車買って」みたいなおねだりや、「カレーライス食べたい」みたいな願望に関する主張。様々な場面があることでしょう。 そういった主張には論証をつけると説得力が増します。 論……論理(Logic:ロジック)話が正しいという筋道 証……証明(Proof:プルーフ)話が正しいという証拠
undefined NaN, NaN著者:夏目 力/TOYOTA_WAYホーム記事を読むサービス・会社概要
関連記事 娘と父のマジトーク(その2)「お父さんがキモい理由を説明するね」 年頃の娘さんを持つ父親の大多数は、娘から「キモい」と呼ばれた経験があるでしょう。私もその1人です。なぜそう思うのか、思い切って聞いてみました。 父と娘のマジトーク・クリスマス特別企画:世の中の仕事の9割はつまらない?――中2の娘と4時間半激論してみた 女子中学生と父親がテーマに沿って深く話し合う「父と娘のマジトーク」。連載が終わって約1年、中学2年生になった娘が「働くこと」について話したいと言ってきたため、連載の番外編をお送りします。何のために働くのか? 父の仕事を子どもはどれくらい知っている? 現代っ子が仕事について、どんな期待と不安を抱いているのか、徹底的に話し合いました。 父と娘のマジトーク・番外編:“キモい父”が本になった! 娘を持つすべてのお父さんへ、中学生女子が伝えたいこと 昨年秋のコラム「お父さんがキ
(追記) ちゃんとした(?)版も書きました。 あと、「何の話してるのかわからねーよ」って方はこの辺りをご参考にどうぞ。 まー、メンドくさいオタクがメンドくさいこと言ってるだけの話なんで、もう消しても良いかなとも思っているんですが、自分の発言に責任を持つという意味で残しておきます。 誤解なきように捕捉をしておくと、「何も知らない人」にオモチャにされることが嫌だって話で、元イラストの某氏に対する批判意図は全く無いです(というよりも、この記事を書いている段階では元イラストが誰の手によるものか知らなかったです)。 あと、せっかく僕の駄文を読むために貴重なお時間を使っていただけるなら、こっちの記事とか読んでいただいた方が良いかもしれません。 未だに主張意図を捉えていただけない方もいらっしゃるようなので、改めて書きますね。「作品を何も知らない人がひどい形でオモチャにしていることが僕は嫌だ。作品を知って
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