「本日お知らせした訴訟に関しましては、原告代理人から、心を痛められた方々に対するお詫びを公表したいとの連絡があり、女性らと協議のうえ、被告として取下げに同意することにしました。なお、この取下げに際して、金銭の授受等が一切なかったことは、お知らせのとおりです」(週刊文春編集長 竹田聖)
「本日お知らせした訴訟に関しましては、原告代理人から、心を痛められた方々に対するお詫びを公表したいとの連絡があり、女性らと協議のうえ、被告として取下げに同意することにしました。なお、この取下げに際して、金銭の授受等が一切なかったことは、お知らせのとおりです」(週刊文春編集長 竹田聖)
東日本大震災後に注目された「危険地名」や「災害地名」には、本当に歴史的根拠があるのだろうか? 地図研究家の今尾恵介氏が“地名”の成立と変貌を追った『地名崩壊』(角川新書)より、第4章「土地の安全性が地名でわかるのか」の一部を抜粋してお送りします。 ◆◆◆ 平成23(2011)年3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)は、マグニチュード9という国内の観測史上最大の地震であった。津波の規模も過去にほとんど例のないもので、869年(平安時代)に発生して大きな津波被害を伴った貞観地震以来とされる。 東日本大震災では地震そのものによる建物の倒壊率はさほど大きくなかったが、非常に強力で高い津波の与えた被害が空前の規模にのぼったこと、これに加えて軟弱地盤での液状化が広範囲で発生したことにより、地盤に対する世間の注目度はにわかに高まった。
日頃あれだけ岸田文雄批判で『増税メガネ』やら『検討使』やらとさんざん揶揄してきたメディアさんサイドも、いざ岸田さんが辞めるとなるとしおらしく「でも、やっぱり岸田文雄っていろいろ頑張ってたよな。あれもこれも実現したし」って言い始める始末。いや、いま褒めるんなら在任中にもっとちゃんと評価してあげろよな。 総裁選への不出馬を表明した岸田文雄首相 ©時事通信社 なもんで、完全な追い込まれ辞任にはならず、総裁任期満了での勇退となった岸田文雄さんは、まだ67歳の「若い元総理」として、自由民主党がこれからなんかあったときにまた登板できる人材ストックとして鎮座ましますことになります。その点でも、引き際が潔かったのは岸田文雄一流の美学だったと言えましょう。 情勢としては、小泉進次郎さんの出馬表明で一気に小泉本命に。マジかよぉー。確かに43歳で若いし刷新感はあるけど、真面目で誠実な人柄はともかく能力には疑問符
それでも、この土地を売りさばかなくてはいけない理由があった。 40年前、そこは1000万円のきれいな別荘地だった 40年ほど前、両親が別荘地として約1000万円でこの土地を購入した。当時はきれいに整備された宅地造成地だったが、その後、立地の悪さがたたって荒れ放題に。今思えば、悪質な原野商法に騙されたと思われる。 我が家の不動産。現在ではどこから自分の土地なのか、登記所で公図を見ないと分からない そんな一銭の価値もない土地だったので、家族の中で「九十九里浜に別荘地がある」という認識は持っていたものの、誰一人近づこうとはしなかった。 土地の存在自体が記憶から消えかけていたコロナ禍のある日、とある事情から我が家の“負動産”に注目が集まった。
元日の夕方という穏やかに過ごしている人が多い時間帯を、最大震度7の巨大地震が襲った。日本海沿岸部の広い範囲に大津波警報、津波警報が発令され、日本中が緊迫した空気に包まれた。震源地に近い能登半島では地震の揺れに加え、津波や火災によって甚大な被害がもたらされた。 能登町 地震発生から12日が過ぎた1月13日、私は取材のため現地に入った。被災地では慢性的な渋滞が発生し、一般車両は能登に行かないように呼びかけられている。メディアの取材とはいえ、救援活動の妨げになることは極力避けたい。事前に夜間は交通量が激減することを調べていたため、前夜に出発して深夜のうちに現地入りすることにした。 入念な準備のもと現地へ 出発前、取材する2日間分の食料や飲料、予備のガソリン、長靴2足と予備の靴、胴長などを車に積み込む。
声優として「毎月20万円」稼ぐためには、どれほどの仕事をすればいいのか? 小倉唯、石原夏織、豊田萌絵、伊藤美来らアイドル声優のプロデュースに関わる株式会社スタイルキューブ代表のたかみゆきひさ氏が解説。 業界事情から、今直面する問題、声優のプロデュース/マネジメント術を明かした新書『アイドル声優の何が悪いのか? タレントとしての声優マネジメント』(星海社)より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目/後編を読む) 声優は役者業/声優業だけで食えるのか? まず前提条件として、「役者業=アニメに声をあてる声優業だけでは声優は食べていけない」ということを確認しておきましょう。 アイドル化/タレント化する声優像については、声優ファンからは(ときには業界人からも)度々疑問や批判が投げかけられてきました。「声優は声優の仕事だけしてればいい」そういった意見はSNSなどでもよく見ます。アイドル化/タレント化
山田太郎文部科学政務官(56)が、国会開幕前夜に20代後半の女性とラブホテルに行くなど、不倫関係に陥っていたことが「週刊文春」の取材でわかった。山田氏は事実関係を認め、「自然と男女の仲になった」などと回答した。 山田氏は2010年の参院選で「みんなの党」の比例候補として初出馬し、2012年に繰り上げ当選。2016年の参院選には「新党改革」の推薦候補として出馬し、落選したものの、約29万票を獲得した。2019年の参院選では自民党から出馬し、約54万票を得て2期目の当選。岸田政権の発足に伴い、2021年10月にデジタル大臣政務官兼内閣府大臣政務官に就任し、今年9月の内閣改造で文科政務官兼復興政務官に就任した。
インターネットで検索すると、様々な自由診療の「免疫療法」が見つかる。治療が難しい、再発や転移のがんを、見事に治してしまうのだという。“治った証拠”として、治療前後を比較したCT画像が掲載されている。一般の人が目にすると、素晴らしい治療を見つけた! と思うのではないか。実はこれこそが、インチキ免疫療法の陥穽(落とし穴)なのだ。今回は違法なホームページ(HP)の掲載を続ける、ある免疫療法の呆れた実態についてレポートする。 (*文藝春秋12月号「インチキ免疫療法の陥穽」より、一部抜粋・加筆) ◆◆◆ がんが「治った!!」とセンセーショナルな宣伝 「がんは切っても捨てないでください。それが自分のがんと闘う武器になります!」 こんなキャッチコピーで宣伝しているのが、「自家がんワクチン」という免疫療法の一種だ。がんの外科手術を受けると、摘出された組織は病理検査の後、「ホルマリン漬け」で保存される。この
登山と嘘は、相性がいい。「疑惑の登山」。世界の登山史の中には、そんな風に呼ばれる記録が散見される。なぜか。登山には審判がいないからだ。登頂したか否かは、言ってみれば「自己申告制」だ。つまり、完全なる性善説に基づいているのだ。だが、人間とは弱い生き物でもある。ときに嘘の誘惑にかられ、そして屈する。自分自身が審判であり、自分自身でルールを設定しなければならない登山という行為は、フェイクが入り込む隙だらけの世界だと言ってもいい。 「山岳警察」と評されることもある山岳ライターの森山憲一氏に古今東西の「疑惑の登山」について語ってもらった。(全2回の1回目/後編に続く) ◆ ◆ ◆ 登山史は性善説に基づいてきた ――最近になって知り、少し驚いたのですが、登山において登頂したかどうかは原則、自己申告なわけですよね。登頂を証明するためにある程度、写真を撮っておくとか、山頂に物を埋めてくるとか、ルールではな
フジの人気キャスターだった黒岩氏は、年下女性と不倫関係に。性のはけ口として弄ばれた女性に残された500通のメール。そこから浮かび上がるのは――。 「悔しくて、悲しくて、やっぱり納得できなくて……。彼のことを忘れようと努力したのですが、テレビや新聞に登場するから、何度も何度も思い出してしまうんです。でも、知事としてきれいごとばかり口にしているのが許せない。有権者の方に彼の“本当の姿”を知ってもらうためにも、11年間の不倫関係の全てをお話ししたいと思います」 灘中・高卒で早大雄弁会出身 小誌記者を前に時折涙を滲ませながらそう告白するのは、都内在住の女性A子さん。“彼”とは、神奈川県知事選(4月9日投開票)で4選を目指している黒岩祐治知事(68)だ。 ◇ 「やさしい社会を皆様と作っていきたいと思います!」 4月2日午後3時、神奈川県西部の真鶴町。黒岩氏はスーパー前の街頭演説会で、そう声を張り上げ
神奈川県知事選(4月9日投開票)で4選を目指し、立候補している黒岩祐治知事(68)が、11年間にわたって年下の女性と不倫関係にあったことが、「週刊文春」の取材でわかった。 黒岩氏は灘中・高を経て、早稲田大を卒業し、1980年にフジテレビに入社した。『報道2001』のキャスターを15年ほど務めた後、2011年の神奈川県知事選で初当選。3期12年の実績を引っ提げて戦う今回の選挙は自民、公明、国民民主各党の県連から推薦を受け、他候補をリードしている。“選挙公約”で筆頭に挙げるのは、〈パパママ目線を踏まえた保育環境の充実〉などを掲げた子ども政策。さらに女性政策にも力を注いでおり、〈生活困難女性支援の強化〉などを訴えている。
通信機器メーカー「沖電気工業(通称・OKI)」が、防衛装備庁から約12億円で受注した潜水艦用のソーナー(水中音波探知機)に、音響データに異常が発生するなどの不具合が生じ、改修が行われていたことが、「週刊文春」の取材で分かった。修理担当者の証言を基に事実確認をしたところ、防衛省が認めた。現在は、不具合は改善されているという。 1881年創業の老舗企業・沖電気工業。東証プライム市場に上場し、昨年3月期の売上高(連結)は約3521億円、経常利益(同)は約77億円に及ぶ。防衛関連事業にも力を入れており、2021年度の調達実績(防衛装備庁発表)によれば、第9位の日立製作所に続く第10位の約277億円。中でも数多く受注してきたのが、潜水艦用のソーナーだ。
◆◆◆ 「謎のロータリーがあるから調べてほしい」 気になった私は、現地に向かった。 三重県いなべ市の青川沿いの道を走る。この時、テレビ番組の撮影スタッフも同行していた。経緯を簡単に説明すると、東海地区を放送エリアとするCBCテレビで昨年春から『道との遭遇』という番組の放映が始まった。毎週、歩道と車道のことしか扱わないという超ニッチな番組だ。 その番組に私は道マニアとして出演しており、スタッフに「とても気になっている道がある」と話したところ、「じゃあ次のロケで行きましょう」という話になった。このロータリーの存在を知ったのも、実は番組の視聴者から私に「謎のロータリーがあるから調べてほしい」と連絡があったからだ。 そんな訳で、テレビの撮影スタッフも連れて現地に向かっていた。
Aさんの反論に対し、「嘘ばかり」と別の留学生が告発 一方のAさんは3月21日配信の「NEWSポストセブン」の取材に応じ、「隼都君は一度しか叩いていない」「日常的に体罰を与えていたことはない」と小誌記事に反論した。 また、壱岐市の「いきっこ留学制度」を担当する壱岐市教育委員会の久保田良和教育長もこう語る。 「日常的に叩かれたり怒鳴られたりしていたら、椎名君は3年半もそこ(Aさん宅)にいるわけがないんです。それだけ、親代わりで優しくされていたということだと思うんですね。今後は定期的に質問用紙を用意して、子どもたちの声をちゃんと聞けるようにしていきます」 遺体が発見された原島の海岸 こうした反論に対し、以前Aさん宅で椎名君と同居していた留学生Bさんは「嘘ばかりついて、あり得ない。本人が自覚していないとしか言いようがない」と重い口を開いた。 「このままでは何もなかったことにされてしまうので話します
イノシシ、シカ、クマ……。害獣被害の報道が絶えない近年であるが、先日こんな報道があった。千葉県議会の超党派でつくる「有害鳥獣対策推進議員連盟」が、防衛相に次のような陳情をしたという。 陳情書では、自衛隊の退職者について「社会貢献への意識が高く、野外活動経験が豊富で、高度な技術を持つ」として、鳥獣被害防止活動への参加を促す広報活動の充実を求めた。また、現役隊員による鳥獣対策への「組織的な支援」も検討するよう求めている。 朝日新聞 イノシシなど害獣捕獲に自衛隊活用案 ベテラン猟師が感じた限界 https://digital.asahi.com/articles/ASR1S3QMNR1RUDCB00F.html
最初に流行ったのは、全話を一気に見るスタイル 「倍速・タイパ」と呼ばれる視聴スタイルとは真逆のこの方法によって視聴者が最初に作品を見るタイミングをいわば強制的に揃え、SNSを占拠する。さらにSNSで言及してもらいやすくするための仕掛けも作品内に張り巡らせ、放送後のタイムラインをファンアートや流行りのフレーズで埋め尽くしてもらう。「リフレイン(繰り返し)消費」とも呼ぶべき体験が、明らかに意図的に起こされていたのだ。 ゲーム・オブ・スローンズ 2015年にNetflixが日本に上陸してから既に7年が経過した。Netflixのような映像配信サブスク・サービスが拡げたのが連続ドラマ・アニメなどを全話一気にみる「ビンジウォッチング」と呼ばれる視聴スタイルだ。ビンジ(binge)とは「どんちゃん騒ぎ」や「熱中」を意味し、1話1時間のドラマを10話×4シーズンぶっ通しで見るような視聴スタイルが拡大した。
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