はじめに 前回は、DRBDとheartbeatを使ったクラスタシステムの具体的な構成事例として、メールサーバクラスタを取り上げました。今回はそれに引き続き、2つめの構成事例として、sambaを使ってWindowsファイルサーバを二重化する方法を紹介します。 Windowsファイルサーバの課題 ファイルサーバは、ネットワークの中でファイルを共有するためのサーバです。最近では、PCは様々な用途で利用され、様々なデータがファイルとして蓄積されます。このファイルをネットワークで共有することで、組織やチームの中で情報や作業の共有を図ることのメリットは、ますます大きくなりつつあります。 Windowsでファイル共有を利用する場合には、WindowsやWindows Serverなどで提供されるCIFS(Common Internet File System)の機能を利用します。Sambaを使うと、この
バックグラウンドで呼び出しがあるまで待機状態にあり、呼び出されるときにだけ動作する特殊なプロセスとして、デーモンプロセスがあります。デーモンプロセスは名前こそデーモンとついてますが、基本的に通常のプロセスと同じです。しかし、その動作には通常のプロセスとは異なる点がいくつかあります。具体的にはfork()、exec()系などのプロセス生成の過程において、実行するシステムコールは通常のプロセスと変わらないのですが、デーモンプロセスの特徴を実現するために行うプロセス生成の工程が異なります。デーモンプロセスを作成するためには以下のような処理が必要になります。 ・ファイスディスクリプタのクローズ ・端末セッションとプロセスグループの切り離し ・ワーキングディレクトリの移動 ・ファイル生成マスク値の変更 ・SIGCHILDシグナルの処理 以上の項目はデーモンプロセスを生成する上で、実装すべき処理になり
つい先日、SVNからMercurialに移行するべき8つの理由をまとめたが、Twitterやはてなブックマークのコメントを見ていると、同じ分散バージョン管理システムとしてGitとMercurialとの比較に関心が高く、Windowsでの動作でMercurialを評価する人が多いように感じられた。 それも一つの側面で間違いでは無いのだが、日々の開発作業で使っていくと、むしろ操作体系の方が気になるものだ。GitとMercurialの両方を使う機会があったので、操作体系の面で気づいた違いを列挙した上で、Gitに対するMercurialの優位点を考察してみる。 1. 管理対象ファイルの指定方法 .gitignoreや.hgignoreで管理外のファイル名を指定でき、正規表現も使える点は良く似ている。 しかしGitはcommit前にコミット対象を毎回git-addで指定するが、Mercurialは一
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く