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ブックマーク / reki.hatenablog.com (67)

  • ロシア革命後に成立した短命の社会主義国 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    ロシア革命後に雨後の筍のように成立した社会主義政権 二月革命によりロマノフ王朝が崩壊し、内乱を経てボリシェヴィキによる政権が成立するまで、ロシア国内とその周辺国では、数多くの政権が成立しました。ボリシェヴィキ系、メンシェヴィキ系、民主主義勢力、少数民族系、傀儡政権などさまざまな勢力がありました。社会主義政権というだけでもさまざまありまして、今回は革命後に成立したいくつかの特徴ある社会主義政権を見ていきたいと思います。 1.水兵・建設労働者ソビエト共和国(1917年~1918年) Work by FugeeCamp 3か月間存在したエストニアのロシア水兵の政権 水兵・建設労働者ソビエト共和国は1917年12月から1918年2月までの短い間に、現在のエストニア・ナルゲン島にあったソビエト共和国です。 ドイツとソ連との間に結ばれたブレスト=リトフスク条約によって、ロシアはバルト諸国を含む多くの地

    ロシア革命後に成立した短命の社会主義国 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    lacucaracha
    lacucaracha 2022/04/09
    アドセンス広告がやたら入りまくって読みにくいなあ。俺だけ?
  • 【言語】不思議で奇妙な世界の言語 7選 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    想像を絶する言語の世界 「人類が発明したものの中で1番偉大なものを挙げよ」 と言われたら、ぼくは「言語」と答えます。 言語の発明以前にも何らか意思疎通の方法はあったに違いありませんが、言語の発明によって伝達できる情報量が格段に上がりました。 現在世界にはおおよそ8,000の言語があるとされていますが、正確な数字は不明です。 今回はそんな言語の中で不思議で奇妙なものを集めてみました。 1. ツユカ語(アマゾン原住民・ツユカ族) 出典:ietoelpp9b.blogspot.jp おそらく世界で最も難しい言語 ツユカ族は南アメリカ・アマゾンの奥地に住む部族で、およそ500〜1,000ほどいると考えられています。 彼らが話すツユカ語の複雑怪奇さは他の言語を圧倒しているそうです。 普通の言語だと名詞の変化は、フランス語やドイツ語の男性名詞や女性名詞のように数種類しかありませんが、ツユカ語の名詞変化

    【言語】不思議で奇妙な世界の言語 7選 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    lacucaracha
    lacucaracha 2020/11/03
    王室だけが理解できる言語って、なんかロマンあるね。
  • 【中国史】戦闘力が異常に高かった宦官列伝 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    中国史にその名を遺す武闘派宦官たち 宦官と言えば、宮廷に侍り皇帝や宮家一門の生活の世話をしたり、宮廷の各種運営をするのが仕事でしたが、中には武力を買われて仕える者もいました。 生殖能力は奪われているので女性のように華奢な体というイメージが強いですが、筋骨隆々なガチムチ宦官もいたようです。 今回は非常に名の知れた武闘派宦官をピックアップいたします。 1. 張蚝(ちょう こう) 張蚝は五胡十六国の前秦に仕えた宦官・武将。若いころから身体能力に優れ、牛と綱引きして勝つほどのパワーと、どんな高い城壁も難なく乗り越えられるほどの敏捷性を兼ね備えていたそうです。なんかバキに出てくるキャラみたいです。 北魏の歴史家である崔鴻(さい こう)は、前秦の猛将・鄧羌(とう きゅう)と共に「万人の敵(万人敌)」と評しました。 張蚝はもともと弓という姓でしたが、并州の軍閥の頭目・張平に気に入られ養子となり、張姓を授

    【中国史】戦闘力が異常に高かった宦官列伝 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    lacucaracha
    lacucaracha 2020/07/28
    なんか宦官って本当に去勢してたんやろか。西欧の聖職者みたいなもんで、(オフィシャルには)子に地位を譲れない階級みたいな位置づけのひとだったりして。
  • 「反穀物の人類史」書評 - やっぱ国家ってロクなもんじゃねえな - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    世界史を見る視点が大きく変わる壮大な文明論 「反穀物の人類史――国家誕生のディープヒストリー」ジェームズ・C・スコット著(みすず書房)を読みました。 紀元前4000年から紀元前2000年の時期に、我々の祖先が作り上げた「国家」という仕組みがどのように成立したか、その中で穀物がどのような役割を果たしたかを、考古学・人類学のファクトを元にし壮大で大胆な仮説が提示されています。 その中で国家が民を支配していく中で、税が課され、兵役や労役が課され、疫病が流行り、ロクなもんはえず、人間が自分たちをどんどん不幸な方向に追い込んでいく様が描かれます。 賛否はあると思いますが、「何だ、やっぱ国家ってロクなもんじゃねえな」という感想を持つ人もいるかもしれません。 1. なぜ国家は生まれたのか 書の筆者ジェームズ・C・スコットはイェール大学の人類学者・政治学者。東南アジアをフィールドとし、地主や国家の権力

    「反穀物の人類史」書評 - やっぱ国家ってロクなもんじゃねえな - 歴ログ -世界史専門ブログ-
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    lacucaracha 2020/05/05
    面白そうな本
  • ロシアのシベリア征服の歴史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    ウラル山脈を越えてわずか60年でオホーツク海に達したロシア ロシアは御存知の通り世界最大の領土をを持つ国ですが、その大半は広大なシベリアの大地です。シベリアとは具体的には、ウラル山脈以東のことを言います。 こんなところ当に人が住んでるのかと思うような、森林や荒野、永久凍土。人間が住むには厳しい土地が続きます。しかしこんな大地をロシア人は先住民を征服しながら、わずか60年という短い期間で征服してしまいました。 派手ではありませんし、その過程は現代の価値観からすると褒められたもんじゃありませんが、この広大な土地をわずかな期間で征服したのは、歴史上の「偉業」と言えなくはないでしょうか。今回はロシアのシベリア征服の歴史です。 PR 1. シビリ・ハン国の征服 13世紀のバトゥの西進以降、ルーシ諸国を支配下においたジョチ・ウルス(キプチャク・ハン)は15世紀半ばに分裂し、ヴォルガ中流域のカザン・ハ

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    lacucaracha 2019/11/05
    面白い。でもよく欲しがったよなあ…
  • ビザンツ帝国の名君列伝 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    領土を広げ、財政を健全化させた名君たち ビザンツ帝国はいつから成立したか、というのは難しい問題です。 ディオクレティアヌス帝がローマ帝国を東西に分けた時から。 コンスタンティヌス帝が都をローマからコンスタンティノープルに移した時から。 テオドシウス帝が息子たちに帝国を東西に分けて相続した時から。 など複数の説があります。ビザンツ帝国はローマ帝国の延長上にある国家なので、どれが正解ということではなく解釈の問題です。 今回はビザンツ帝国の名君と呼ばれる人のピックアップなのですが、テオドシウス帝以降の皇帝で名君と呼ばれる人たちをピックアップしていきたいと思います。 1. ヘラクレイオス(在位:610年〜634年) Image by Classical Numismatic Group ササン朝ペルシアとの戦いに勝利した皇帝 ヘラクレイオスはカルタゴ総督の父を持つ貴族でしたが、暴君フォカスの政治

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    lacucaracha 2019/09/27
    人材の豊富さがすごい
  • 18〜19世紀のヨーロッパ高級娼婦のゴシップ伝説(前編) - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    贅沢な暮らしと絶対的な権力を得た女たち フランス語では「クルチザン(Courtesan)」と言うのですが、昔の宮廷や貴族の社会には上流階級の男性の「お遊び」の相手をする女性がいました。お酒や事の相手をしたり、会話やデートをしたり、夜の相手をしたりします。日語では「高級娼婦」などと呼びます。 必ずしも出自が高い人物とは限らず貧しい生まれの女性もいて、豪華で贅沢な生活や権力の座を夢見て美貌と才覚でのし上がり、王族や貴族の愛人の座を射止めるケースもありました。 また当時の高級娼婦は一流の文化人・芸能人でもありました。今でいうところの、歌手・ダンサー・モデル・女優・アイドル・文筆家・インフルエンサーのような存在であったわけです。現在でも単に美人なだけでは芸能界で生き残れませんが、当時はもっと熾烈な女同士の戦いがありました。 18世紀~19世紀の代表的な高級娼婦の逸話を紹介していきます。今回は1

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    lacucaracha 2019/04/17
    "だいたいルイ15世なのでビビります。" 狙って集めたとしてもここまで集められるのすごい。
  • トレビゾンド帝国の歴史 - 黒海にあったビザンツの亡命帝国 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    家崩壊後も生き延びたビザンツ帝国の亡命政権 トレビゾンド帝国は現在のトルコ共和国の一都市トラブゾンに13世紀から15世紀にあった国。 ビザンツ帝国を追われたコムノネス王家が流れ着き、同じキリスト教国のジョージア(グルジア)の支援を受けて成立し、イスラム教国を含む周辺国と協調しながら約250年間も生きながらえました。家ビザンツ帝国はオスマントルコに1453年に滅ぼされますが、トレビゾンド帝国はその後も数年生きながらえました。 今回はかなりマイナーなビザンツ帝国の亡命政権トレビゾンド帝国の歴史のまとめです。 お話は同じキリスト教徒がビザンツ帝国を攻めた第4回十字軍から始まります。 1.  第4回十字軍によるビザンツ帝国の中断 グダグダな第4回十字軍 1187年、エルサレム王国はアイユーブ朝のサラディンに敗れ、エルサレムの街は約200年ぶりにイスラム教徒の手に奪還されました。 これを取り戻さ

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    lacucaracha 2018/12/14
    グダグダ感がすごい
  • ブラジルからの独立を図った9つの共和国 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    多様な人種と陰謀が渦巻く国ブラジル 現在ヨーロッパで勢いを見せる分離主義ですが、南米の大国ブラジルにも昔から分離主義は根強く、現在も一部地域では独立運動が行われていたりします。 今回は日ではあまり有名ではない、ブラジルからの独立を図った(または現在も図っている)地域をピックアップします。 1. 赤道連邦(1824年7月〜1825年4月) 中央集権に反発する地方有産階級による反乱 ポルトガルの植民地であったブラジルは、自分たちが高い経済的貢献をもたらしているにも関わらず、国の貴族たちが自分たちを見下し、富を不当に搾取していると反発を強め独立への志向が高まっていきました。 1821年にポルトガル皇太子ドン・ペドロを国王に据えてブラジル帝国として独立を宣言。皇帝ペドロ一世は、広大な地域に住む多様な人をまとめるために中央集権色の強い政体を構築しようとしますが、地方の有産階級や地主は、ポルトガル

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    lacucaracha 2018/04/30
    おもしろい
  • まったく普及しなかった自動車の「未来技術」 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    常に新しいテクノロジーが導入される自動車 自動車の技術は日進月歩で発達を続けています。 電気自動車、 自動運転、機械学習、飛行自動車など、より人や環境に優しく、効率的に輸送ができるモビリティに急速に舵が切られています。 現代の自動車に到るまで様々な自動車関連テクノロジーが発達してきて、その中には全く普及せずに終わった実験的なものも数多くあります。 1. 風力自動車 風任せの旅にぴったりの自動車 19世紀にイギリスの教員ジョージ・コポックによって発明されたのが、「The Charvolant 」。クルマの上部に凧を設置したもので、風を捕まえると車両が重くともかなりの速度を出すことができたそうです。 この発明はイギリスのマスコミにも取り上げられて一部で好評を博しましたが、速度や方向が風まかせという不安定さに問題がありました。 「行き当たりばったりの旅行には適している」が行き先が明白な通常ドライ

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    lacucaracha 2018/04/26
    大豆のやつ、いまならいけるかも?
  • 阻止された5つの共産主義革命・その失敗の理由 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    なぜこれらの共産主義革命は失敗したか 20世紀は戦争の時代であると同時に、革命の時代であります。 ロシア革命に始まり、中国内戦、インドシナ戦争、キューバ革命など、ソ連の組織的な支援を受けて次々と赤化していき、それをい止めるためアメリカを始めとした西側諸国は世界各地にカネや武器をばら撒いていきました。 アメリカの支援にも関わらず革命政権が樹立されるがその後の内政がマズくて崩壊していったケースが多いような印象を受けますが、実は途上で革命が阻止されたケースもあります。 ということで今回は、20世紀の「失敗に終わった共産主義革命」を集めてみました。 フィンランド内戦(1918年) ハンガリー・ソヴィエト共和国(1918年) バイエルン・レーテ共和国(1919年) グレナダ・ニュー・ジュエル運動(1973年) エルサルバドル内戦(1979年) 1. フィンランド内戦(1918年) 失敗に終わった初

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    lacucaracha 2017/11/14
    こういう無茶はしないところに関しては、日本共産党は利口なのかな
  • 「福祉国家スウェーデン」はどのように成立したか - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    「理想的福祉国家」スウェーデン ちょっと前まではスウェーデンやデンマークなど北欧の国々の手厚い福祉政策が「理想的」と喧伝されていました。 今でも教育や人権、福祉、労働条件の問題を語る時に、北欧の国々の取り組みは引き合いに出されることは多いです。何というか北欧諸国は理想郷とお思いの方も多いに違いありません。 確かに北欧諸国の取り組みは先進的で、我々が学ぶべきことも数多くあるのですが、一朝一夕に実現するものではなく、長い歴史的努力を経てこのような社会システムが出来上がっているのです。 今回はスウェーデンの福祉国家成立の経緯を見ていきたいと思います。 1. スウェーデン・モデルとは スウェーデンの福祉国家のコンセプトは「高い経済成長」を維持し「雇用を確保」しながら「福祉を充実」させることにあります。 資主義とも社会主義とも異なり、この両方の良い部分を統合したような仕組みで、市場の競争原理で国際

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    lacucaracha 2017/11/09
    中立を貫くため、ドイツ軍の領土内通過をも許可しました。/はルール違反だと思うけど、どうだったかな
  • 黒猫はなぜ不吉とされるのか - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    は悪魔の化身?幸運のシンボル? 「黒が目の前を横切ると不吉」という迷信は一度は聞いたことがあると思います。 キリスト教圏の国々では、黒は長い間魔女伝説の迷信とセットになって考えられたため、不幸と厄災をもたらすとされました。 一方で、イギリスの一部では幸運をもたらすシンボルと考えられてきたし、日でも「夜でも目が見える」ことから商売繁盛や幸運のシンボルとなっていました。 歴史上、人々が黒をどのように認識してきたのかのあれこれを見ていきましょう。 1. 古代神話に登場する黒 古代ヨーロッパでは、黒は不吉な存在とは考えられていなかったようです。むしろ神秘的で、崇拝の対象ですらありました。 黒は普通のとは違っていると考えられていたようで、ケルト神話や北欧神話にも黒はたびたび登場し、人間並みの知恵を持っていたり、女神様に仕えていたりします。 代表的なのが、ケルト神話に登場する

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    lacucaracha 2017/10/17
    ねこかわいい
  • 2回も死刑執行された黒人少年ウィリー・フランシスの悲劇の物語 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    疑惑まみれ裁判で死刑になった少年ウィリー・フランシス 歴史上、死刑執行に失敗してやり直した事例はいくつもあります。 アメリカ・ルイジアナ州で1944年に起きた殺人事件の容疑者ウィリー・フランシスも、死刑執行をやり直した人物の一人です。 ただし、この死刑執行とその前後の顛末はあまりにもむごたらしく、アメリカ現代史の黒歴史の一つといってもいいと思います。 ちょっと胸糞悪い話なので、苦手な方はご注意ください。 1. 薬剤師アンドリュー・トーマス殺害事件 1944年11月9日、アメリカ・ルイジアナ州セント・マートンヴィルの薬剤師アンドリュー・トーマスが、自宅にて至近距離から5発の銃弾を受けて死亡しているのが発見されました。トーマスの自宅からは財布や懐中時計といった貴重品が盗まれており、警察は金銭目当ての殺人事件として捜査を開始しました。 ところが、捜査開始後9カ月近くも何も糸口がつかめず、警察は焦

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    lacucaracha 2017/10/10
    いくらなんでもこれは酷い
  • イギリス貴族が紳士であるべき理由 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    「僕は当の紳士をめざしているからだ!」 これは皆様ご存知、ジョナサン・ジョースター氏の台詞ですね。 ジョジョに限らず、一般的にイギリス貴族というものは、「紳士」であるべきというのが社会通念とされ、またそうでないと社会的に認められなく、「紳士であることがイギリス上流階級に属する絶対条件」とすら認識されました。 他の国・地域では貴族は、「陰湿でこまけぇことにウダウダ言ってきやがって、金にやかましく冷酷な連中」という認識も多いはず。 なぜイギリスではそのように、貴族が「紳士」であることが求められるようになったのでしょうか。 1. イギリス貴族の地方支配の実体 産業革命が起きる前まで、イギリスでは地主貴族が社会的に圧倒的な力を持っていました。 貴族は最低でも数百エーカー(500エーカー=200ヘクタール)の土地を所有しており、そこから上がる収入は他の職業を圧倒する桁外れの資金額でした。彼らはその

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    lacucaracha 2017/08/11
    ダウントン・アビー見る前に、あわせて読みたい
  • 東南アジアの優等生・タイの政治経済史(前編) - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    不安定な政治・発展する経済 2016年のタイ王国の名目GDPランキングは26位。 アジアで言うと、中国、日、インド、韓国、インドネシア、台湾に次ぐ6位です。 日を始め先進国のメーカーの工場がいくつもあり東南アジアの製造業の拠点となっており、首都バンコクは自他共に認めるメガシティ。新たな文化や産業が生まれる先端都市です。 一方で政治的には混乱が続き、2014年に軍部によるクーデターを経て、2017年現在の首相は陸軍出身のプラユット・チャンオチャです。2016年9月には政治のバランサー的存在だったプミポン国王(ラーマ9世)が崩御されたことで、国民を統合する求心力が失われ、政治的に不安定になることが懸念されます。 戦後のタイの政治・経済史を見ていくことで、この不安定な政治と発展する経済の背景にあるものが見えてきます。 今回は前編で、ナショナリストのピブーン政権が崩壊するところから、1970年

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    lacucaracha 2017/07/11
    最近出張でよく行くので勉強に
  • 大騒ぎになった重要書物の誤植事件 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    誤植のせいで歴史に名が知られてしまった有名な事例 歴ログは誤植が少なくなく、いつもご指摘くださる方に感謝申し上げます。いつもありがとうございます。 ぼくが言うのも何ですが、普通に出版されているを読んでてもたまに誤植ありますし、歴史的に重要な書物にも誤植が見つかって、その間違いがとんでもないものだったから却って歴史に名が残ったケースもあったりします。 1. 1631年「姦淫聖書」(イギリス) 史上最も有名な聖書の誤植 「姦淫聖書」は数ある聖書の誤植版の中でも最も有名なもの。 これは1631年にイングランドで国王チャールズ1世の要請で、ロバート・ベイカーという人物によって王立印刷所で出版された聖書です。 この聖書の出エジプト記第20章第14節、「あなたは姦淫してはならない」の文章に「NOT」を入れるのを忘れたため、 Thou shalt commit adultery.(あなたは姦淫しなくて

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  • 人類の歴史を変えた火山大噴火 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    人類に破壊的な惨事をもたらした自然の禍 人類は常に自然の気まぐれに振り回されてきました。 農業や漁業はモロに気候や天気に左右されるため、異常気候や天災があった場合直ちに凶作となり、えなくなる者が続出し、治安が不安定になり、内乱や戦争が起こり、王朝がひっくり返ったり革命が起きたりする。 特に地震や津波、噴火などの破壊的な自然のエネルギーがもたらす被害は、近隣だけでなく世界的に影響を与えました。 今回は、かつて人類の歴史を変えてしまった火山噴火をピックアップします。 1. 1600年 ワイナプチナ火山噴火(ペルー) ヨーロッパで大飢饉を引き起こした南米の大噴火 ワイナプチナ火山はペルー南部にある火山で、現地の言葉で「新しい火山」を意味します。 1600年2月19日に起こったワイナプチナ火山の噴火は、これまで南米で起こった噴火で最大のもので、少なくとも2週間は噴火が続き、最初の2日で噴出された

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    lacucaracha 2017/04/28
    生きているうちに出くわさずに済むといいなあ。
  • 現代の国家の始祖と見なされる古代王朝 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    現代の国家の始祖と位置づけられる古代国家 現代の日国の始祖がどういう体制だったかはやかましい議論がありますが、一般的には大和国のヤマト王権を中心に各地の政治勢力が糾合して出来たとされています。 騎馬民族征服王朝説とかワクワクする説は色々ありますが、中国の制度をパクって作った農耕民族の連合国家というのが近いんじゃないかと思います。 このヤマト王権は現在の日国の始祖的な存在である、ということに一応なっていますが、世界の国々にも「始祖王朝」的な概念があり、半ば伝説的なものもありますが、現在の国家の存在の正当性の根拠にもなっています。 1. 文郎国(ヴェトナム) 龍と仙人の間に産まれた男が始祖のヴェトナム 文郎国は4000年前にあったとされる王国で、その初代王フン・ヴォン(雄王)はヴェトナム建国の王とされています。 中国の史書によると、紀元前2880年に炎帝神農三世の孫・帝明は中国南部の五嶺を

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    lacucaracha 2017/04/20
    全世界にこういうのってあるんだなあ。
  • 【コブラ効果】全くの逆効果になった5つの法律 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    全くの逆効果になってしまった法律 逆効果というのは世の中に溢れています。 ダイエット品をべすぎて太ってしまった。 健康のためにサウナに行ったら貧血で倒れてしまった。 コストを下げるためにレイオフをしたら会社の業績が下がってしまった。 そしてこのような逆効果を国単位でやらかしてしまった事例もたくさんあります。 1. コブラの数が増えてしまった「コブラ駆除法」 コブラの死骸に報酬を出した結果 大英帝国支配下のインド・デリー。 大のヘビ嫌いのイギリス人知事は「コブラを駆除し届けて出た者には報酬を出す」というお触れを出しました。 当初は人々はせっせと野山に出かけてコブラを狩って報酬を得ていたのですが、次第により大規模により効率的に報酬を得ようとするものが現れ始めます。 なんと、デリーの町中のあちこちに「コブラ農場」がオープン。 農場ではコブラを交配して飼育し、ある一定まで成長したら殺害。そして

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    lacucaracha
    lacucaracha 2017/03/31
    面白い