高名な芸術家の一部は波乱万丈な人生を送っており、精神障害に悩まされていたという話はよく耳にするが、傑出した特定の芸術家だけでなく、創造性が豊かな人ほど、双極性障害や統合失調症などの精神疾患を患いやすい傾向にあるということがわかったそうだ。また、その親族も精神疾患を抱えている可能性が高いという。 スウェーデン・カロリンスカ研究所のシモン・クヤガ氏の研究チームは、約120万人に及ぶ精神科患者とその親族を調査した。統合失調症、双極性障害、うつ病やADHD、不安症候群に至るまで様々な精神疾患の患者が対象となった。 その結果、作家や写真家、ダンサーなど、クリエイティブな分野で活動している人は、双極性障害を発症する可能性が8%ほど高いことが明らかになった。この傾向は特に作家に顕著で、一般よりも121%高く、自殺率も50%ほど高かったという。 それだけではない。クリエイティブな職業の人々は、自分たちだけ