東京・銀座の松坂屋銀座店跡地の再開発事業で、大丸松坂屋百貨店を運営するJフロントリテイリングなどは26日、建設中の複合商業ビル「GINZA SIX(ギンザシックス)」に入る具体的な店舗などを発表した。百貨店の看板を下ろし、ショッピングモールとして来年4月に開業する予定だ。 新たなビルは2013年6月に閉店した松坂屋銀座店の跡地とその周辺につくる。地上13階、地下6階建てで、延べ床面積は約15万平方メートル。商業施設の部分は地下2階~地上6階と13階の一部で、計241店が出店する。メインの通りに面する部分には「クリスチャンディオール」など六つの高級ブランド店が、6階には「蔦屋書店」やフードコートが入る。7~12階と13階の残りの部分はオフィスで、地下に観世能楽堂も入る。訪日外国人客向けに4台分の観光バス乗降場と案内所を設ける。 大丸松坂屋が、銀座の百貨店を大規模モールに転換する背景には、百貨