便利で使い勝手の良いプラスチックが大量に使用されたことで発生した様々な問題に直面した今、SDGsが掲げられ、世界中で取り組みが行われている。 自然に分解されにくいプラスチックが大量に海に流出したり、燃やすことで温室効果ガスが発生したり、マイクロプラスチックが体内に取り込まれ蓄積されたりと、自然環境に悪影響を及ぼしているのだ。 プラスチックの代替え素材が模索される中、「鮭(サケ)の精子から抽出したDNAを主原料とした環境にやさしいプラスチックが開発された。 少々変わり種だが、普通のプラスチックと同じように使うことができる。それでいて、製造で排出される二酸化炭素が従来より圧倒的に少なく、自然に分解され、リサイクルも可能なバイオプラスチックなのだ。