静岡県浜松市は9月30日、徳川家ゆかりの美術品や工芸品を収蔵・展示する施設として、NHKのドラマ「どうする家康」にあわせて建て、1月に閉館した「大河ドラマ館」の活用を見送ると決めた。別の場所をどう選…
静岡県浜松市は9月30日、徳川家ゆかりの美術品や工芸品を収蔵・展示する施設として、NHKのドラマ「どうする家康」にあわせて建て、1月に閉館した「大河ドラマ館」の活用を見送ると決めた。別の場所をどう選…
凝った装丁の美術品カタログや、洗練されたデザインの写真集。閉館した美術館のショップから処分されそうになっていたこれらの本を受け継ぎ、本屋を開業した店主が三島市にいます。「大切に作られた本を、大切にしてくれる人の手に渡したい」。まっすぐな思いが込められた店を訪ねました。 こだわりの美術書に出会える本屋の原点 JR三島駅から徒歩10分ほど。ひときわ目を引く水色のドアが印象的な「ジンジャーブックスカフェ」です。2023年12月にオープンしました。 小説や詩集、絵本も 一角には美術書が並ぶ さまざまな本が並ぶ棚の中で、ある一角を占める絵画や写真、彫刻などの作品集。もともとは閉館した美術館のショップに置かれていたものでした。それが今ここにあるのは、店の成り立ちと深い関わりがあります。 店主の岩村知子(いわむら・ともこ)さんです。雑誌のライターを経て、2015年から長泉町の複合文化施設「クレマチスの丘
日頃よりヴァンジ彫刻庭園美術館をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 このたびヴァンジ彫刻庭園美術館/クレマチスガーデンは、2023年9月30日をもって閉館する運びとなりました。 これまで皆様にもお伝えしてきました通り、当館はこの場所を次世代につなぐことを目的に、2021年10月、静岡県に対して無償譲渡を含む支援の要請をいたしました。2022年12月26日から長期休館に入りましたが、要請してから本日に至るまで、美術館の存続に向けたクラウドファンディングやアンケートの実施、休館中の特別企画の開催など、出来る限りの取り組みや運営を続けてまいりました。静岡県への無償譲渡を含む支援の要請は現時点では結論に至っておりませんが、私共によるこれ以上の運営の継続が困難となり、9月30日をもって閉館とさせていただきます。 閉館に伴い、HPの更新ならびに問い合わせ窓口の対応は9月29日にて終了いたします
新収蔵品展の展示風景より、左からジュリアン・オピー《Shahnoza dancing in tartan mini, left》(2007)、村上隆《未知なる次元への旅立ち》《何時かきっと出会える!でも、今は別次元を2人彷徨う》(いずれも2016) アートコレクターはどのように美術館を支援することができるか。4月11日から静岡県立美術館で始まった新収蔵品展は、それを考えるためのヒントを与えてくれる。 本展は、昨年逝去したアートコレクター・太田正樹(1933〜2022)によって寄贈された現代美術作品を中心に紹介するもの。静岡市(旧清水市)出身の太田は2004年、長年教鞭を取った早稲田大学を退職した後に故郷の静岡に居を移し、同館との交流を始めた。06年に同館で開催された「我が愛しのコレクション展」では、そのコレクションから現代美術作品20点を出品し、08年度からは、ほぼ毎年、数点ずつの作品を同
不正融資の「負の遺産」 「かぼちゃの馬車」などシェアハウス向け不正融資問題に揺れたスルガ銀行(本店・静岡県沼津市)創業家の一人、故・岡野喜之助氏(岡野光喜・スルガ銀行元会長の実弟)の遺族が「ヴァンジ彫刻庭園美術館」(一般社団法人、同県長泉町)存続を静岡県に求める申し出に、川勝平太知事は前のめりだ。 スルガ銀行が創業家との関係を断ったことで、同美術館の運営は大幅な赤字に転落、閉鎖も余儀ない状況に追い込まれている。民間の引き取り手はなく、喜之助氏の遺族は苦肉の策で敷地、建物等を“無償譲渡”する前代未聞の「民設公営」を川勝知事に求めた。 ところが調べていくと、ヴァンジ美術館の所蔵品や駐車場などが、創業家関連がらみの法人やスルガ銀行から同美術館に貸与されていることが明らかになった。 創業家関連企業への不正融資を調べたスルガ銀行の報告書(2018年)は、一連の不正を当時の副社長だった喜之助氏(201
静岡県裾野市の市民文化センターで先月下旬、スプリンクラーが突然作動して演奏会前のオーケストラの楽器などが水につかりました。 オーケストラ側は、演奏者5人が転倒してけがをし、およそ100点の楽器が水につかったとしていますが、裾野市からこの3週間余り被害に関する問い合わせはなく、対応が不十分だと訴えています。 裾野市の裾野市民文化センターでは先月24日、大ホールのスプリンクラーが突然作動し、舞台と舞台裏で大量の水が降り注ぎました。 市によりますと、当時オーケストラの演奏会の直前で、演奏者や楽器などが水をかぶり、このうち市が所有する音響や照明装置などで、1億5000万円余りの被害が出たということです。 けが人の有無やオーケストラ側の被害は、把握できていないとしています。 一方、焼津市のオーケストラ「シンフォニエッタ静岡」は、楽器を守ろうとした演奏者5人が転んでけがをし、このうち1人が肩の骨を折る
熱海を「日本一のアートの街」に。50組の現代美術家が参加する「ATAMI ART GRANT」がスタート都心からのアクセスも良い温泉リゾート・熱海。そのなかでも1、2の規模を誇る宿泊施設「ACAO SPA & RESORT(ホテル ニューアカオ)」が中心となり、アートプロジェクトを推し進めている。11月16日からは「ATAMI ART GRANT」と題したプログラムがスタート。約50組のアーティストによる作品を見ることができる。 日本屈指の温泉リゾートである熱海。ここがいま現代美術のプロジェクトで変わろうとしている。 熱海の地で1973年に赤尾蔵之助が開業したホテルニューアカオ(今年10月に「ACAO SPA & RESORT」に名称変更)。同ホテルが中心となり今年3月、熱海の魅力をアートで再発見することを目指したアートプロジェクト「PROJECT ATAMI」をスタートさせた。 ホテルニ
掛川の茶畑に輝くメタリック巨大バッタの強烈なイメージに曳かれ、作者である中嶋大道さんのアトリエを訪ねた。そこは一度見たら忘れられない「絶対印象」発信基地だったのだ。 1975年神奈川県生まれ。毒ライター。 普段は会社勤めをして生計をたてている。 有毒生物や街歩きが好き。つまり商店街とかが有毒生物で埋め尽くされれば一番ユートピア度が高いのではないだろうか。 最近バレンチノ収集を始めました。(動画インタビュー) 前の記事:セブン-イレブンの塩キャラメルモナカがかっこいい〜モナカアイス撮り比べ〜 > 個人サイト バレンチノ・エスノグラフィー 茶畑に映える巨大バッタの正体は? 数年前、静岡県掛川市を訪れた。目的は粟ヶ岳の山肌に貼り付く巨大な「茶」文字。全国有数の茶所として知られる掛川のシンボルである。 植栽文字ファン垂涎のでかい「茶」 遠目から眺めるだけでは飽き足らず文字の傍らまで行ってみたところ
静岡県立美術館で開催中の 「忘れられた江戸絵画史の本流−江戸狩野派の250年」展に行って来ました。 世界中広しといえども、室町から江戸末期までの400年に渡り、画壇の中心に君臨し続けた絵師集団「狩野派」のような存在はどこにも見当たりません。 室町幕府の御用絵師からスタートし、戦乱の世のリーダー織田信長、豊臣秀吉に寵愛され、そして江戸時代(1603年-1868年)約250年間延々と幕府に仕え数えきれないほどの作品を輩出してきた化け物集団です。 狩野祐清邦信・狩野立信「花鳥図屏風」 (右隻) 日照軒コレクション ところが、狩野派の絵師の名前をどれだけ知っているかと問われると、これだけ長い期間第一線で活躍していた絵師集団にも関わらず、多くても10名程度の名前しか頭に思い浮かばないのではないでしょうか。 展覧会や教科書でお馴染みの京都で活躍した狩野正信、永徳、山楽はすぐに出てきますが、問題は江戸時
京都アニメーションの放火殺人事件で犠牲になった36人には入社したばかりの新入社員もいた。その一人大村勇貴さん(当時23)が大学在学中に描いた作品を紹介する個展が出身地の静岡県菊川市で始まった。ゆかり…
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「京都アニメーション」のスタジオが放火された事件で亡くなった、静岡県菊川市出身の大村勇貴さん(23)が卒業した静岡市の大学が、大村さんの卒業制作の作品を公開しました。 先月、京都市伏見区にある「京都アニメーション」のスタジオにガソリンがまかれて放火された事件で亡くなった、静岡県菊川市出身の大村勇貴さんは、ことし3月、静岡市の常葉大学造形学部を卒業し、会社に入社したばかりでした。 大村さんは学生時代、美術公募展の「二科展」などで7つの賞を受賞しました。 大学は7日までに遺族から了解が得られたとして、大村さんの卒業制作の作品を報道機関に公開しました。 大村さんの作品「どっくんどっくん」は、コンピューターで制作したイラストで、生物が誕生し進化していく38億年の歴史を表現しています。恐竜などの絵を擬音語の文字とともに15編に分けて描いていて、絵巻のように1枚につなげています。 作品について大村さん
関西への帰省途中で静岡に途中下車。新幹線で途中下車は初めてで新鮮でした。 目的は静岡市美術館で開催中の「起点としての80年代」。 金沢、高松と巡回して最後の静岡展です。 県立美術館は行ったことあったんですが市美は初訪問でした。 こんなに駅前にあるなんて。。。丸亀と東京ステーションギャラリーに次ぐ近さでは。 奇しくも今ちょうど80年代美術を再考する展覧会が3つ開催中です。 一つはこの展覧会で、もう一つは後述する国立国際美術館の「ニュー・ウェイブ」展、そして熊本市現代美術館で村上隆がキュレーションしてる「バブルラップ」展。 最後の「バブルラップ」は80年代と銘打ってるわけではないけど、まあバブル期に焦点を当ててるので80年代と言っちゃっても過言ではないでしょう。こちらに詳しいレポートが載ってます。 話は逸れますが、去年あたりから熊本現美が面白いです。 巡回のない独自企画がほとんどで、チェルフィ
ガイドブックに頼らずに、地元の人にお薦めの場所を聞いて周る旅はたのしい。 どんなところにたどりつくか分からないドキドキと、地元の人しか知らないような情報が得られて嬉しいからだ。 今回やってきたのは、ウナギと餃子で有名な静岡県の浜松市。いったいどんな旅になるのだろうか。 ※これまでいろいろな場所で取材をした記事を読めば誰もが知ったかぶりできるはず。「知ったかぶり47」は、デイリーポータルZと地元のしごとに詳しいイーアイデムとのコラボ企画です。 愛知編:名鉄のナナちゃん人形の股を覗いてはいけない~地元の人頼りの旅 in 名古屋~ 鳥取編:まさか鳥取でうどんを食べるとは~地元の人頼りの旅in鳥取市~ 滋賀編:彦根の心霊スポットが本気で怖い~地元の人頼りの旅in滋賀県~ 宮城編:冷やし中華の元祖店では具を自分で乗せる~地元の人頼りの旅in宮城県仙台市~ 神奈川編:小田原にはトリックアートみたいな不
現代アートと茶会を組み合わせた、地域活性化イベント 先だって、静岡県掛川市で行われた現代アートフェスティバル「かけがわ茶エンナーレ」に行ってきた。 掛川では、地元の現代美術研究会のみなさんが中心になり、「現代アート茶会」というシリーズが約10年続いている。これは、元々、茶どころであり茶道の文化も根付いている掛川の特徴を活かし、現代アートと茶会を組み合わせて、地域活性化を図ろうというのが基本コンセプト。毎年、現代アートの作家に依頼して茶道具を制作してもらい、掛川城二の丸茶室などで茶会を催す、というものだ。 私が以前うかがったのは、現代アートの茶道具が7年分揃い、それらをすべて使って、夜咄(よばなし)の茶事をするという会だったが、道具を作った作家さんたちも参加し、なかなか素敵な催しだった。 こういった試みの継続があった上で、今回掛川地域の広い範囲で現代アートの展示やイベントを行う「茶エンナーレ
大井川鉄道(本社・島田市)の八つの無人駅を活用し、地域にゆかりのある作家8人が絵画や彫刻などの作品を制作、展示するイベント「アートコネクトシマダ 無人駅ルネッサンス」が17日、始まった。26日まで。 現代アートと地域の魅力を結び付け、地域を見直すきっかけにしてもらおうとNPO法人クロスメディアしまだ(大石歩真理事長)が企画した。 同市川根町の抜里駅では、建築家島田慎太朗さん(35)と造園家小柳津直二さん(36)が地元住民らと制作した造形作品を樹木の間につり上げた。作品は地元で伐採した竹を編んでまゆ玉を表現した長さ約4メートルの大作。養蚕業が盛んだったという抜里地区にちなんだ。島田さんは「カイコがふ化するように、この地域からも新しい変化を生み出せればという思いを込めた」と話した。 同市金谷の代官町駅のホームでは、藤枝市陶芸センター館長の前田直紀さんが陶芸作品を製作した。川根温泉笹間渡駅
熱海の坂の上に建つMOA美術館。温泉に行くついでにちょっと寄る美術館、というイメージを持っている人もいるかもしれないけれど、尾形光琳『紅白梅図屏風』をはじめ国宝3点、数十点の重要文化財をはじめ、何千点ものお宝を所有する大美術館なのです。 MOA美術館 - Wikipedia 自分もだいぶ前に一度訪れて、 こんなにすばらしいものがたくさんあるのか!と驚愕したことがあります。そして標高260mの場所にあるので、熱海の海を見下ろす眺めもすばらしい(そのぶん、自転車で行くのが大変だった…) このMOA美術館、開館から30年以上が経過したため、昨年の梅の季節を最後に休館に入り、この2月5日、梅の季節を迎えてリニューアルオープンすることになった。リニューアルにあたっては杉本博司が全面的に関わって、展示空間をやり直すことのなったと。 杉本博司…と聞くと、一抹の不安が漂うのです。だって、ほら、写真美術館リ
土曜日、昨日は寝たのが3時過ぎだったのだけれど、8時前に起きて、さあ行動開始。横浜から熱海行の普通列車に乗る。本当は青春18きっぷで行きたかったんだけど、1枚だけは手に入らず、乗車券を普通に買いました。静岡往復5000円程度。 熱海で乗り換えて、横浜から静岡まで2時間半。存外、あっと言う間だ。そして本日の目的地はこちら 「しあわせの色 たのしい模様」|静岡市美術館 静岡市美術館で『芹沢銈介生誕120年記念展 しあわせの色 たのしい模様』これは静岡市立芹沢銈介美術館と共同企画で、芹沢銈介美術館のほうはもっと会期が長いんだけど、静岡市美術館のほうは11日まで。なので慌ててやってきたのです。 静岡市美術館のほうは、芹沢銈介の、暖簾、装丁、カレンダー、マッチ箱、うちわ、カーテン、包装紙、商品パッケージ、商品ラベル、パンフレット、ふきん…といった、夜の中に広く流布された仕事を中心に扱う内容。展示総数
演劇祭と名のつくイベントは日本中にあふれているが、静岡県舞台芸術センター(以下SPAC)の『ふじのくに⇄せかい演劇祭』のような成功例は稀だ。芸術総監督・宮城聰が中心になってプログラムする作品は、「超一流」ではあっても「権威」ではない、「話題」にはなっても「話題作り」ではない国内外の刺激的な作品たちで、GWにかかる開催期間中は全国から多くの観客が詰めかける。 今年の同祭のテーマは「さっ、出かけましょ! 空気を読まなくていい世界へ」。明るいトーンの呼びかけの裏には、昨今の日本に対する宮城の危機感が込められている。宮城と、同祭で初となる移動型の演劇作品『例えば朝9時には誰がルーム51の角を曲がってくるか知っていたとする』を作るアーティスト、鈴木一郎太と西尾佳織の三人に、空気を読まずにすくい取ろうとしている大切なことを聞いた。 僕も含めて芸術をやっている人は、どこか「世の中の役に立ってないかもしれ
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