古川本舗(関連記事)初のメジャー流通アルバム「Alice in wonderword」は、アレンジや録音のクオリティの高さと同時に、参加アーティストの豪華さでも話題を呼んだ。 過去にボーカロイドを使って発表された楽曲のセルフカバーという体裁で、収録曲全12曲をすべて異なるボーカリストが担当している。中でも驚きだったのは、ニコニコ動画でもおなじみの歌い手に混じって、カヒミ・カリィと野宮真貴が参加し、古川本舗の代表曲である「ピアノ・レッスン」を歌っていることだろう。 さらにマスタリングはGreen Dayやエリック・クラプトンなどの仕事で世界的に有名なテッド・ジェンセン(!)が担当し、“ニコ動発の音楽”と“メジャーシーン”という大きな枠を取り払ったところで制作された、極めて2011年的で画期的なアルバムだったと言える。 しかし私個人は、中でも注目すべきトラックは、実は7曲目の「三月は夜の底」で
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