2017年は『銀魂』『ジョジョの奇妙な冒険』『鋼の錬金術師』などの、大ヒット漫画を実写化した映画の上映が決定しているが、原作ファンからは「頼むからやめてくれ」「また実写化か...」といった、作品の仕上がりを心配する声がSNSを中心に多く寄せられている。 1月18日配信の『山田玲司のニコ論壇時評』では、「なぜマンガの実写化は駄作が生まれがちなのか」という疑問に焦点を当て、現役の漫画家である山田玲司氏が「駄作が生まれる3つの理由」を語った。 すべての写真付きでニュースを読む 駄作が生まれる理由その1~ケインズの美人コンテスト 山田: (人気マンガ・アニメの実写映画化って)駄作が生まれてしまう確率が高い理由が3つあると思うの。で、まず第1に言ってみれば、『ケインズの美人コンテスト』ですね。ご存知ですか? 乙君: ケインズっていうのは、経済学者のケインズですよね? 山田: 美人コンテストの話は知っ