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ブックマーク / geopoli.exblog.jp (50)

  • 浅田真央の戦略の失敗 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝からよく晴れております。朝方は気温も低かったのですが、昼前にはすっかり春の予感に。 さて、スポーツに関するネタとして、日人にはない視点で書かれたものを発見しましたので、参考までにその記事の要約を。 著者は、以前からキム・ヨナ選手を絶賛しているバイアスのかかったスポーツジャーナリストみたいで、この記事では浅田選手に関してけっこう厳しいことを書いております。 === 浅田真央の頑固さがメダルのチャンスを台無しにした BYジャック・ギャラガー ●人生の中では、時として自分自身が自分にとっての「最悪の敵」になることがある。アドバイスを受け入れず、聞きたくないことを聞かないようにして、現実を無視する時が、まさにそのような場合だ。 ●嫌いなことや恐怖、それに望まないことに直面して、このようなパターンの陥ってしまうと、人は大抵大きな失望に直面することになる。 ●そしてこの典型的な例が

    浅田真央の戦略の失敗 | 地政学を英国で学んだ
    laislanopira
    laislanopira 2014/02/26
    “あくまでもオリンピックにおける女子フィギュアというものを「メダルを獲得するための競技」として冷酷にとらえ、そこでの結果にこだわった戦術や戦略の分析をしている”
  • 「プロパガンダ戦争」に負けはじめたイスラエル | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は昼からやけに暖かくなりまして、すでに春が訪れたような陽気に。ただし今夜からまた寒くなるらしいですが。 さて、最近の私の関心の一つである「プロパガンダ」に関して、ひとつ興味深い議論がありましたのでこれを要約します。 著者は若いころは南アフリカから移住してきたユダヤ人なんですが、エルサレム・レポート誌の編集者を長年つとめた人物です。 === プロパガンダ戦争での敗北 By ハーシュ・グッドマン ●1965年の2月4日、当時まだ十代だった私は、生まれ育った南アフリカを離れ、まだ見たこともない新しい母国へと旅だった。その母国とは、イスラエルである。 ●私は南アフリカのことを好きだったが、アパルトヘイト体制を毛嫌いしていた。それに対してイスラエルという正義と光に満ち溢れた新しい国では、人々はホロコーストの灰の中から新たな生活をはじめていた。これはアパルトヘイトの暗さと抑圧とは正反対で

    「プロパガンダ戦争」に負けはじめたイスラエル | 地政学を英国で学んだ
    laislanopira
    laislanopira 2014/02/03
    "イスラエル自身が「アパルトヘイト国家」というブランドを甘んじていて、さらにはそれを強化してしまうようなことを無意識にやってしまっているのだ"
  • 中国の対日戦略:イアン・ブレマーの分析 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から快晴です。気温もだいぶ春らしい感じですが、今夜はまた一気に冷え込むみたいですね。 さて、先日のダボス会議のエントリーの補足的な形ですが、ユーラシア・グループ代表のイアン・ブレマーが、ダボス会議のインタビューで中国の対日戦略を分析しておりましたので、その重要部分だけ抜き出して要約を。 === イアン・ブレマーによる日中関係の説明 by ジョー・ウェイゼンタール Q 中国と日の緊張はどれくらい深刻なものなんですか? (ブレマー):いや、実際かなり深刻です。日政府がもちろん経済面を重視しているのは明らかです。安倍首相が(ダボス会議)に来ましたが、彼は素晴らしいスピーチをしましたよね。参加者も日経済に関しては楽観的でした。 ただし参加者たちがスピーチの中でかなり気にしていたのは、日中関係の部分でした。これはまあわかりますよね。彼は中国のことを侵略的で軍国主義的だと批判し

    中国の対日戦略:イアン・ブレマーの分析 | 地政学を英国で学んだ
  • 中国政府高官がダボス会議で問題発言 | 地政学を英国で学んだ

    今日の肥前は午前中晴れたのですが、昼すぎから小雨が降りました。気温はけっこう暖かかったような。 講演で九州まで来ているのですが、運良く名護屋城址を見学することができました。秀吉が朝鮮出兵した時の城跡なんですが、ここに陣取っていた武将たちがオールスターキャストでした。 さて、ダボス会議での安倍首相の「1914年前発言」が物議を醸しだしてから数日たったわけですが、色々とこの会議で面白い発言をしている中国政府の高官らしき人の内容が出てきましたので、その紹介を。 この記事の中でダボス会議に参加したブロジット記者は、あるクローズドのディナーの席で興味深い光景を目にしたと言っております。 もちろん会議は「チャタムハウス・ルール」が適用されておりますので、その発言者は誰なのかは書けないということですが、その発言内容は書けるということなのでそれを書く、とのことです。 そのディナーの席にゲストとして呼ばれて

    中国政府高官がダボス会議で問題発言 | 地政学を英国で学んだ
    laislanopira
    laislanopira 2014/01/29
    大戦争にせずに島だけを奪取することは可能であり、たとえ大戦争になったとしても島を奪取しない心理的損失よりはずっといい。戦争は必ず起きますよ。とのこと
  • 日本はアメリカに「ハシゴを外された」のか? | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部はまたしても朝から快晴です。相変わらず気持ちいい天気が続きますね。それにしても日差しがずいぶんと傾いてきたような気が。 さて、引き続き中国の「防空識別圏」の設置宣言について少し。 北京政府がこれをなぜこれを突然行ったのかについては、すでにメディアで様々な憶測や分析がなされているのでここではあえてやりませんが、私が個人的に感じたのは、「いずれはと思っていたが、こんな唐突に、しかもこんな大胆にやってくるとは」というものでした。北京政府が東シナ海における軍事バランスの現状に不満を持っており、この現状を打破してくるのは確実だと思っていたからです。 ただし国際政治に「絶対」というものはなく、しかもそれは常にサプライズに満ちているものですから、ブログをお読みような方々は、このようなサプライズには決して驚かされたような人々はいないと思います。 ここで戦略論の教訓から言える大事なことは「ど

    日本はアメリカに「ハシゴを外された」のか? | 地政学を英国で学んだ
  • 地政学が無視される3つの理由 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部はまたしても朝から快晴。さすがに朝の冷え込みは厳しくなってきました。 さて、私は「地政学」(geopolitics)という学問を長年粛々と研究しているわけですが、その経験からつくづく感じるのは「国際政治の分析では【地理】の要素が軽視されている」ということです。 地理(geography)というのは、人間の生活のすべての分野において関わってくる必要不可欠な要素であり、これが国家や国際政治のレベルになると、さらにその重要性が増してくることはブログをお読みの皆さんならば簡単にご理解いただけると思います。 ですが、なぜかメディアや専門家の分析でも、この要素を意識したものをあまり見かけません。ではなぜこのように「地理」が軽視されるのでしょうか? 私は、大きくわければ三つの理由があると考えております。 ▼理由その1:ドイツ地政学のイメージの悪さ これはなんと言ってもナチス・ドイツと、そ

    地政学が無視される3つの理由 | 地政学を英国で学んだ
    laislanopira
    laislanopira 2013/11/22
    身体がある限り地理という要素は無視できない
  • 韓国トップたちの怪しい「世界観」 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は台風のせいで雨です。 さて、今回は最近色々と話題の韓国について少し。 その前にまず最初にお断りしておきたいのですが、私はいわゆる「嫌韓派」でもなければ「親韓派」でもありません。 すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、私は国際関係論でいうところの「リアリズム」という立場、つまり、「すべての国家は利己的である」という前提からものごとを分析するような教育を受けてきた人間であります。 そういうことなので、どうも日以外の他国のことを「好き/嫌い」、もしくは「善悪」という立場で判断することにはあまり慣れていないんですが、これを前提として議論を進めていきたいと思います。 くどいようですが、私が専門で勉強してきた(古典)地政学では、国家の「世界観」、もしくは「地理観」というものが、国際関係の動きを現実的に見る時に非常に重要であるとされております。 最近つとに反日姿勢を強めている韓国

    韓国トップたちの怪しい「世界観」 | 地政学を英国で学んだ
  • 英・仏・蘭がカリブ諸国から奴隷制について謝罪と賠償を要求される | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から曇りでしたが、雨はまったく降りませんでした。けっこう過ごしやすい一日でしたね。 さて、昨日Twitterで紹介した、奴隷制への旧宗主国側への謝罪・賠償金請求に関する最近の動きの話題を。 ここで勘違いしてはいけないんですが、イギリスは賠償金は払っているのは事実。しかしそれは制度を廃止したために損をした奴隷のオーナーたちに対して支払われたもの。 イギリスもフランスもオランダも、賠償・謝罪はしないわけで。 === カリブ諸国は奴隷制の被害について賠償金を計算中 By スティーブン・キャッスル ●ウイリアム・ヘイグ英外相は2008年に出版した自伝の中で奴隷解放のために戦ったある人物に触れつつ、人間を取引する行為というのは擁護しようのない野蛮行為であり、「徹頭徹尾、カネ目当ての残虐で非人道的なものである」と述べている。 ●その奴隷経済を支えたカリブの14ヶ国は、ヘイグ氏にたいし

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  • 「日米同盟の深化」を警戒する韓国の論評 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から暴風雨でしたが、10時過ぎあたりから晴れてきました。夕方には少し晴れましたね。 さて、韓国政府側が今回の日側の「2プラス2」の会談について日米側にどのような感想を持っているのかについて興味深い分析記事がありましたので、その要約です。 結局のところ、ルトワックが「自滅する中国」で指摘していたことの正しさがここでも垣間見えております。 === 日米の防衛ガイドラインの同意は韓国を苦しめる By シン・ジェフン ●韓国の新聞の一面の写真がAPECのサミットの様子を物語っている。この写真では、韓国の朴 槿惠大統領が、隣にいる日の安倍首相を無視して反対方向を向いているのだ。これは10月7日にバリ島でのことである。 ●この二人のリーダーはほとんど挨拶を交わしておらず、日のメディアによれば、接触は「ほんの数秒間」の最小限に抑えられたという。 ●この気まずい会合は、東アジアの二

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  • イノベーションに必要なのは「自由」ではなく「カネ」だ | 地政学を英国で学んだ

    今日の甲州は朝から雲が多めでした。朝晩はだいぶ冷え込みますね。 さて、少し前の記事ですが、アメリカテクノロジー面での優位に水を指すような分析がありましたので、その内容の要約を。 === アメリカが「イノベーション大国」って当? By イアモン・フィングルトン ●連邦議会は機能していないし、失業率は高すぎだし、アメリカのインフラは崩壊しつつある。それでも政治的に様々な見解を持つアメリカ人の全員が同意することが一つあるとすれば、それは「アメリカはハイテク分野で世界をリードしており、今後もこの状態が続く」という意見だ。 ●たしかにこれはアメリカ人にとって自慢でもあり、便利なアイディアだ。このシナリオによれば、中国はそれほど創造的ではないため、アメリカを追い抜けないことになる。イノベーションには民主制度が必要なのだが、中国は独裁体制だからだ。 ●たしかにアメリカは現代の世界を形作った多くのイノ

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  • 北岡伸一氏とミアシャイマー教授の「中国拡大論」:その2 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から降ったり止んだりの不安定な天気です。しかし気温は高めです。 さて、先日公開しましたメルマガのつづきを。 === さて、今回の「アメ通」の題です。それは、「中国の拡大傾向」といったトピックを分析する際に、どのようなアプローチを取るのか?ということです。 もちろん、中国の拡大について、北岡氏のように戦前の日と現代の中国を比較するというアナロジーを使うのもとても面白い手法です。 しかし、政治科学的な手法として、私がぜひ「アメ通」読者の皆さんに認識しておいて頂きたいのが、 何と言っても、私が翻訳をした、シカゴ大学のミアシャイマー教授の理論です。 このジョン・ミアシャイマー教授については、わざわざここで説明する必要のないくらい、アメリカおよび世界の国際関係論の学者の間では知らない人のいないくらいの超有名な、最もハードコアな「リアリズム学派」の学者です。 この"筋金入りのリア

    北岡伸一氏とミアシャイマー教授の「中国拡大論」:その2 | 地政学を英国で学んだ
    laislanopira
    laislanopira 2013/10/03
    中国は大国なので東アジアに拡大する。そして、“ミアシャイマー教授は、中国が拡大するのが「善いか悪いか」「それが愚か義か」という、余計な「価値判断」は一切入れていない”
  • 韓国はなぜ戦略を失敗するのか | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は昼前から晴れてきまして、午後はスッキリ快晴に。日差しは真夏ですね。 さて、この記事を書いている現時点で、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が中国を訪問中です。この話題について少し。 韓国の歴代大統領は、就任してからまず同盟国であるアメリカや日に先に訪問するのが建国以来の「恒例」になっていたわけですが、朴大統領はアメリカの後に、今回初めて中国を訪問しております。 (FNNより) ※参考記事※ http://sankei.jp.msn.com/world/news/130627/kor13062707300000-n1.htm このような動きというのは、普段、国際政治を分析する者にとっては、少々不可解な動きに見えます。 というのも、普通の地政学の考え方からすれば、韓国は今まで通りに、アメリカと日との安全保障的な結びつきを強め、北朝鮮を牽制しながら、中国を警戒するような動きを見

    韓国はなぜ戦略を失敗するのか | 地政学を英国で学んだ
  • 傭兵の倫理問題 | 地政学を英国で学んだ

    今日のイギリス南部は、昼までは晴れていたのですが、午後から段々と天候が悪くなってきて、夜になって雨でした。しかも風があって凍えるほど寒い。 さて、同じコースの後輩に今日聞いた話をひとつ。 この後輩は若いドイツ人で、彼の専門は「傭兵の倫理」という渋いもの。 彼は私がコースを修了する半年くらいから始めて、今年の九月に論文を提出するとのこと。その内容を学校の中にあるパブでラガー(フォスターズ)を飲みながら披露してくれました。 時間がないので、例のごとく箇条書きで。 ●「傭兵」(マーセナリーズ) は、一般的には古代からあると言われているが、実は現代の民間軍事会社(PMC)と昔のそれは全然違う。 ●昔は、現在のような「傭兵」という概念はなかった。 ●「傭兵」の歴史に関する現在の学術界の研究は、しっかとした歴史研究をしていない。とくに中世のラテン語の文献まで調べて書いているものは皆無。 ●現代の「傭兵

    傭兵の倫理問題 | 地政学を英国で学んだ
  • アメリカは同盟国たちに仕事をさせろ | 地政学を英国で学んだ

    今日の千葉県西部は快晴です。あの震災からもう二年がたつんですなぁ。 さて、また新しい「アメリカ撤退論」が出てきたので、その要約を。 地政学的な「オフショア・バランシング」よりも、むしろ財政や道徳的な面からの「バーデン・シェアリング」系の議論といえるでしょうか。 著者はサンディエゴ州立大学の教授で、この内容は彼女の最新作を反映したもののようです。 === アメリカは世界から撤退すべきだ Byエリザベス・コッブス・ホフマン ●みんながイラクとアフガニスタンからの撤退を論じている。しかしドイツと日からの撤退は?? ●歳出削減の強制発動――これは今年度の850億ドルの歳出を全分野、とくにその半分を国防費からカットする――は、あまりにも長い間アメリカで議論されてこなかったこと、つまり「アメリカはまだ第二次大戦を戦っているのか?」という疑問について議論するチャンスを与えてくれたのだ。 ●ハリー・トル

    アメリカは同盟国たちに仕事をさせろ | 地政学を英国で学んだ
  • 北朝鮮をつぶして朝鮮半島を統一せよ | 地政学を英国で学んだ

    さて、東アジアの地政学的な状況についての中国側からの視点による興味深い論説記事を。 著者は中国共産党中央党校の発行する「学習時報」の副編集長です。 === 中国北朝鮮を見捨てよ By デン・ユウェン ●北朝鮮の三回目の核実験は、中国にとって金王朝との長年にわたる同盟関係を考え直すいいチャンスだ。 ●いくつかの理由から、私は北京政府が平壌政府を諦めて、朝鮮半島の統一を進めるように圧力をかけるべきだと考える。 ●その理由の第一:イデオロギーを基盤にした国同士の関係というのは危険だからだ。もしわれわれがイデオロギーだけで同盟関係を選んでいたら、今日の中国が西側諸国ともっている関係というのは存在しなかったはずだ。中朝両国はたしかに同じ「社会主義国家」であるが、その間の違いは西側諸国と中国のそれよりも大きい。 ●第二の理由:中国の戦略的安全保障における、地政学的な「同盟国」としての北朝鮮の価値とい

    北朝鮮をつぶして朝鮮半島を統一せよ | 地政学を英国で学んだ
    laislanopira
    laislanopira 2013/03/10
    中国の論文、核で中国から独立しようという北を見捨て、中国主導で親中的な統一コリアを作ろうという話
  • 日本の産業構造の変化について | 地政学を英国で学んだ

    昨日のことですが、某霞ヶ関の方々とお話させていただきました。 そこで聞いた貴重なことを、いつものようなポイントフォームで、メモ代わりに書いておきます。 ●イノベーションについて色々な識者に話を聞くが、とくに世代間の認識と定義のギャップが大きすぎで話が混乱している。 ●「ものづくり」にこだわる古い世代は、バブルまでの強烈な成功体験にしばられている。この世代の人々にとっての「イノベーション」というのは「技術革新」のこと。 ●ところが若い世代にとっての「イノベーション」というのはどちらかというと「テクノロジーによる社会変革」という意味になる。仕事の仕方やビジネスの仕組みそのものが変わるという感覚。 ●料理サイト、クックパッドvs楽天.当初はポイントがたまる楽天の圧勝と見られていたが、無料のクックパッドが圧勝。お金が発生すると「仕事」になってしまい、読者が投稿しなくなる。人間の心理の理解が必要。

    日本の産業構造の変化について | 地政学を英国で学んだ
    laislanopira
    laislanopira 2013/02/28
    "日本人が徹底的に下手なのが議論。相手の意見を聞いて共通点と相違点の違いを明確にして、それを建設的な方向に修正して主張するという訓練を全く受けていない" "「技術」で勝る日本が「事業」で負けている"
  • ナイの「中国封じ込めはやめておけ」論 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部はまたもや快晴でした。しかし寒さは相変わらず。 さて、久々に記事の要約を。 原著者はあのジョセフ・“ソフトパワー”・ナイです。 === 中国を「封じ込め」するのはやめておけ by ジョセフ・ナイ ●最近の英エコノミストの記事では、東シナ海の領土紛争に触れつつ、東アジアの情勢は日中戦争が起こる方向に向かいつつあると書かれていた。 ●これはかなり大げさな分析だが、これを受けてアメリカの専門家の中にも「中国を封じ込めるべきだ」と言う人があらわれてきた。 ●私は最近中国を訪れたが、その時に驚かされたのは、多くの中国の政府高官が「アメリカはすでに中国にたいする封じ込めを行っている」と信じ込んでいたことだ。 ●その根拠はオバマ大統領のアジアへの「軸足」(ピボット)の移動という宣言にあるという。 ●中国のある大学教授は「アジアへの軸足移動というのはアホな選択だ。そもそもアメリカ中国を怒ら

    ナイの「中国封じ込めはやめておけ」論 | 地政学を英国で学んだ
  • 低所得層の子供たちはゲームやり過ぎ? | 地政学を英国で学んだ

    今朝の横浜北部は晴れておりますが、かなり気温が低めです。 さて、ちょっと古いですが、テクノロジーに関する記事の要約です。 簡単にいえば、貧乏な家庭の子のほうがゲームやネットにハマりすぎる傾向があるということですが、結局のところは家庭における子供の「コントロール」の問題にすべてが集中してくると言えそうな。 === デジタル時代のアメリカの「無駄時間の差」 by マット・リクテル ●「デジタル・デバイド」といえば、1990年代に流行した「テクノロジーを持つ者」と「持たざる者」を表した概念だ。 ●このおかげでアメリカでは「すべての階層の人々に最新コンピューターを!」という運動が進められることになり、とくに低所得層の家族には格別の配慮がなされた。 ●この運動は実際に効果あったのだが、それには意図せぬ副作用があり、これは政治問題にまで発展している。 ●みんなが最新テクノロジーを手に入れはじめると、驚

    低所得層の子供たちはゲームやり過ぎ? | 地政学を英国で学んだ
  • 創造性を上げるには「孤独」になれ | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から雨です。しかもけっこう土砂降り。私も体調がすぐれないので家でゆっくりしております。 さて、地政学や戦略とは全く関係ないかもしれませんが、みなさんの職場の環境づくりにヒントになるような論考がありましたのでそのご紹介を。 ちなみに私のような個人業者(?)にとっては非常によくわかる話です。 ==== 「新グループシンク」の台頭 By スーザン・ケイン ●「孤独」というのは時代遅れである。 ●アメリカでは「新グループシンク」(New Group Think)というべきものが大流行中である。これは「グループや集団でどんどん働きましょう」という考え方だ。 ●この典型的なのが、「オフィスの壁を取り払って、アイディアを交換しながら、創造的に働く」という最近の職場環境の風潮だ。 ●ところがこのような風潮には大きな問題がある。なぜなら最近の心理学の調査研究では、人間というのはプライバシー

    創造性を上げるには「孤独」になれ | 地政学を英国で学んだ
  • 地政学を英国で学んだ : 多文化主義はどのように失敗したのか

    ↑新刊:胎動する地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。久しぶりに意見記事の要約です。 ==== 多文化主義はどのように失敗したのか by ケナン・マリク ●今年の7月7日でロンドンでの52人が死んだ連続テロ事件から六年がすぎた。 ●アメリカの9・11事件とロンドンでの7・7事件は基的に同じインパクトを両国の国民に与えたが、ひとつだけ違うのは、7・7事件のほうがイギリスの市民権を持つ人間たちによる犯行だったということだ。 ●イギリス当局側は、この「自国民の犯行」に頭を悩ませており、以前は過激なイスラム僧侶やモスクの影響を指摘していたが、最近は政府の多文化主義政策の失敗を指摘する分析が多くなっている。 ●ヨーロッパでは多文化主義の問題に関して政府要人からも批判的な声が上がり始めており、スウェーデンやオランダでも反移民政策を訴える政党が議席を伸ばしている。 ●英首相のキャ

    laislanopira
    laislanopira 2011/07/16
    多文化主義は各マイノリティに自治権を与えることを骨子としていた/ 各マイノリティに自治をさせたら、その中の保守派や強硬派がリーダーになってしまう弊害