*7 「分離された」、「ネイティブ実装になった」などと言っても、.NET Frameworkからその差が見えるわけではない。.NET開発者にとっては、ただ単に「名前空間がSystem.WindowsからWindows.UIに変わったWPF」程度の認識でまったく問題ない。 ●ネイティブ実装 WinRTでは、.NET Frameworkではまだ不十分だったネイティブとマネージの間の溝を埋めようとしている。本稿の主題から外れるため、要点とキーワードの紹介のみとなるが、WinRTとともに以下のようなものが導入されている。 今までのCOMに足りなかったリフレクション相当の部分を埋める → IInspectableインターフェイス 面倒だったCOMの実装を簡素にする → C++/CX(Component Extensions) 面倒だった.NETからのCOM参照を簡素にする → WinMD(Windo