作図ツールで構成要素同士を結べたら、ネットワーク図を活用する際に必要な情報を書き込む。「何の情報が図に必要か」についてはベテランのネットワーク技術者の間でも意見が分かれる。機器の設定情報をまとめた管理表など、他の資料といかに役割を分担するかで、技術者の好みや所属部署の方針が異なるためだろう。 ただ物理構成図と論理構成図については、多くの技術者が「図に必ず書き込む」と意見が一致した情報もある。順に紹介しよう。 5 大切な情報を書き込む まず物理構成図では、ルーターやスイッチなどの構成要素について「役割が分かるホスト名」「製品の機種名」「インターフェース名(接続しているポート)」などの情報を書き込む(図2-7)。機器を結ぶケーブル(回線)については「伝送速度」「インターフェースの種類」「光ファイバーかメタルのツイストペアケーブル*7かといった媒体の種類」などの情報を盛り込もう。 スタック*8や