X のコピー&ペーストのメカニズムは2種類ある。 1.カットバッファ STRING エンコーディングの文字列のみ格納可能。EUC-JP 日本語は使えないっぽい。0番から7番まであるが、通常使われるのは0番のみ。データは X サーバが保持し、アプリが終了しても失われない。 2.セレクション バッファは複数あり、それぞれ名前を持っている。普通使われるのは XA_PRIMARY,XA_SECONDARY, XA_CLIPBOARD。慣習的に、PRIMARY は文字列を選択したとき、CLIPBOARD はユーザが明示的にコピーしたとき使われるらしい。 セレクションは、ペーストするアプリが X サーバを介してコピーしたアプリに問い合わせを行い、データを要求したフォーマットに変換してもらってから受け取る。そのため、コピーした後でそのアプリが終了するとペーストできなくなってしまう。 今やカットバッファは