「ゼビウス」「マッピー」「ドルアーガの塔」 ...ファミコンソフトにナムコが参戦した時の喜び|中川淳一郎 2017年、任天堂「ファミリーコンピュータ」の30タイトルを一つのハードにまとめた「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」がヒットしたが、昭和といえばファミコン。当然私も「ミニ」は購入済。「思い出補正」があったのは否めないが、『マリオブラザーズ』『ダウンタウン熱血物語』は相変わらず楽しかった。 ファミコンが当時の小学生にとっていかに画期的だったかといえば、「ゲームセンターや駄菓子屋に行く時間を減らした」ということにある。親のカネをくすねてゲームセンターに入り浸っていた我々は、ファミコンが出て以来、「〇〇君の家に行ってくる!」と行動様式が変わったのだ。 だが当時、小学4~5年生だった我々は、任天堂のゲームだけしかなかった時代に若干不満はあった。なんとなく家庭用ゲーム機の域を