やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 「絶対儲かるので、やりましょう」。証券マンなら一度は言ってみたい禁断の台詞だ。しかし、不確実な結果に対して断定的な判断の提供を禁じる金融商品取引法の下では、
2023/12/19アクティブファンドに関する事実の確認 2023/12/12「お金より大事なもの」にどうやって気づくか 2023/12/5個人の資産運用における人的資本とライアビリティ 2023/11/28資本主義の始まり・終わりとAIに関する試論 2023/11/21お金が持つ3つの自由~その論理的帰結~ 2023/11/14「お金」、「金利」、「会社」の本質をどう説明するか 2023/11/7意味ある分散・無意味な分散投資とは、投資から人生まで 2023/10/24最晩年期の資産管理法 6つのポイント(序説) 2023/10/17一コマで、一生役立つマネーリテラシー講座 2023/10/11あなた自身が大きな「資産」かも知れない。個人の株価「人的資本」について考える 2023/10/3「運用力」とはどのような能力なのか 2023/9/27賢い人は恐れない!「老後2000万円問題」を正
ここ10年間、株価が好調だったこと、マイナス金利により住宅ローン金利も非常に低く借りられた事もあって、繰り上げ返済よりも株などで運用した方が賢いというコメントが増えてきました。 住宅ローンや奨学金など借入金の繰り上げ返済と、資産運用をどの様な割合で考えるか、あるいはどちらを優先すべきかというのは、結構昔から悩んでいる人が多い話題なんです。 以前に相互リンク先のインデックス投資日記@川崎さんでも質問に回答されています。 住宅ローンを抱えながらセゾン投信にて積み立ても行っております。 住宅ローンが低金利かつ住宅ローン減税中というのもあるのですが、繰上げ返済による将来のキャッシュ不足を不安視し繰上げ返済は行っておりません。投信であれば暴落リスクはあるものの、必要に応じて解約できることがよいと考えています。 もちろん、生活防衛資金は確保した上での投資です。 この判断、どう思いますか?繰上げ返済に関
リスク資産への投資(資産運用)を行う理由や目指すところは、人によって違っていて、話が噛み合わない原因でもあります。 同じインデックス投信をツールに国際分散投資を行っていても、資産全体の規模の拡大に重点を置いた「攻めの資産運用スタイル」寄りの人も居れば、購買力の維持に重点を置いた「守りの資産運用スタイル」寄りの人も居て、私は後者のタイプ。 怖いのはインフレと円安 老後資金を貯めようと思った時に怖いのはインフレと円安だと思っています。 一応日銀は2%のインフレ目標を掲げており、それなりに対応できるようにしておく 円安に振れた場合にも、円資産の価値が下がるので、ある程度外貨資産を持っておく。 この様に、我が家の資産運用は購買力の維持に重心を置いて考えていて、運用で大きく増やそうとはあまり思っていません(その代わりに我が家の場合は夫婦2馬力のDINKSなので元本を増やし易いという背景があります)。
三菱UFJ国債投信のeMAXISインデックスファンドシリーズの運用報告書が出ています。 代表的なバランスファンドである8資産均等型及び波乗り型について内容を確認します。 eMAXISバランス (8資産均等型) 第5期運用報告書 eMAXISバランス (波乗り型) 第5期運用報告書 この2ファンドは日本を含む世界各国の株式、債券、REITの8資産に分散投資するタイプのもので、投資対象は同じマザーファンドですが、均等配分かトレンドフォロー戦略を取るか(直近に良好な運用成績を記録した資産は、一定期間好調なパフォーマンスが継続するという仮説に基づく)という違いがあります。 資産配分の推移 8資産均等型は国内外(新興国も)の株式、債券、REITにそれぞれ12.5%ずつ配分。 波乗り型は8資産への基本配分(70%)に加え、国内株式・債券、先進国株式、新興国株式についてはトレンドフォロー戦略として過去2
画像はイメージです 運用者数は2024年1月時点 満足度は2023年12月に実施したユーザーアンケートで「満足」「やや満足」と回答した割合
山崎元さんの2015年12月16日発売の最新刊です。 Kindle版で読み終えました。 「信じていいのか銀行員 マネー運用本当の常識」 冒頭のまえがきから『とんでもない! 銀行員を信じるような人になってはいけない』というのが本書のメッセージだ。と述べられている様に、いつもの山崎節全開の内容となっています。 また、銀行・銀行員をタイトルに上げた本書ですが、メインテーマは「個人の資産運用はどうしたら良いのか」という点であり、正しい資産運用の考え方を一通り学ぶ一冊として良い教材だと感じました。 レベル感としては、入門書よりは若干難しい感じでしょうか。 資産運用に興味を持ちはじめた若い世代から、退職金でまとまったお金が入ったが運用をどうしようという方まで幅広く楽しめると思います。 まえがき 第一章 銀行との正しい付き合い方 第二章 銀行員には不都合なお金の真実 第三章 銀行員が教えてくれないお金
私の給与振込口座としてずっと長いこと活躍しているのが新生銀行です。 新生銀行では新生ステップアッププログラムにより、取引に応じてサービスが変わってくるのですが、2018年10月の改悪により新生スタンダードは提携ATMの出金手数料がかかるようになってしまい、新生ゴールド以上のランク維持が必須となっています。 新生ゴールドランクを維持するための対策を確認しておきます。 新生銀行を使用するメリット 以前は高金利の定期預金がポイントだったのですが、最近はボーナス金利キャンペーンも行わなくなり、金利面ではあまりメリットがありません。 数十万円程度を置いておき、あくまで決済口座として、現金が必要な時にサッと引き出す使い方がおすすめです。 手数料無料で出金できる提携ATMが多い 今はキャッシュレスとして、現金を持ち歩かなくなっていますので、逆に急に現金が必要になった場合に24時間いつでもどこでも困らない
投信では、目論見書に予め明示されている信託報酬コストの他に、「売買委託手数料」「保管費用」といった名目でその他のコスト(事前に見えない隠れコスト)がかかってきます。 決算期が異なるので単純比較は難しいのですが、このクラスのファンドの中で実質コストは最安といって間違いないレベルです。 ただし、その他コストが0.1%以上乗っかっているのは他社ファンドに比べて多いなぁという印象を受けます。 ベンチマークとの乖離について インデックスファンドの品質パラメータとして重要なのは、今期パフォーマンスのベンチマークとの乖離がいかに少ないか。 5ページ目のベンチマークとの差異を確認します。 ニッセイ外国株式インデックスファンド 税匹き前分配金再投資騰落率+3.5%(ベンチマーク+3.6%) ベンチマークにほぼ連動しました。 当ファンドはベンチマークにMSCIコクサイ インデックス配当込み指数を採用しています
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2015」の結果が表彰式で発表されました。 自分たちにとって本当に良いと思える投資信託を選んで称えようというアワードです。 投資信託について一般投資家の目線でつねに考え、情報を集め、ブログを書いている投信ブロガーたち。投資信託の事情通である彼らが支持する投資信託はどれか? 証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず、自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投信ブロガーたちが投票で選び、それを広めることで「自分たちの手でよりよい投資環境を作っていこう!」というイベントです。 オフィシャルサイト投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2015より 私も趣旨に賛同し投票いたしました。私の5票はすべて三井住友・DC全海外株式インデックスファンドに投じました。 幸い表彰式にも参加することができ、楽しくためになるひとときを過ご
メディアでは株価の大幅下落と騒いでいます。 最近投資を始めた人などは含み損が気になってソワソワしている人も居るのではないでしょうか? 以前「投信ブロガーが選ぶFund of the year」の表彰式でインデックス投資アドバイザーのカン・チュンドさんより、下落相場に関連して積立投資の真髄と言うか、非常に示唆に富んだお話がありましたので、私なりの解釈としてご紹介します。 長期投資とは観葉植物の様にそこに置き続けること 投資について勉強する事は大切ですが、相場を予想しようとする事に時間を費やすのはムダです(誰にも未来はわからないから)。 ましてや世界中の金融のプロが凌ぎを削る世界で、上手くトレードしようとあれやこれやと行動してもリターンが上がるものではないです。 普通の個人が資産形成をするための投資で大切なことは、部屋に観葉植物を置き続ける感覚です。日常生活の中で普通に存在し、必要以上に手間を
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