思いやり駆動開発(ODD) ソフトウェア開発を成功させる、もっともシンプルな「こころがけベース」のアプローチである。オブジェクト倶楽部2007夏イベントで発表された。ここでは、ついカッとなって私なりにこのコンセプトを膨らませてみたい。 ソフトウェア開発はコミュニケーションでできている。ソフトウェアの欠陥が発生しやすいのは、人と人の境界、プロジェクトとプロジェクトの境界。そしてそこにはコミュニケーションが生まれている。コミュニケーションには相手があり、その相手を「思いやる」ことが、大切だ。読み手のことを思いやるコードを書こう。システムのユーザを思いやる仕様にしよう。そんなシンプルな「こころがけ」だ。 具体的には、こういうこと。 システムを実際に使う「ユーザー」を思いやろう。ストレスなく使え、「思った機能がそこにある」ようなシステムにしよう。そのユーザが普段使っている言葉のUIを提供しよう。製