このように、MOOCsが全世界に普及することにより、世界最高レベルの講座をインターネット上で受けることができ、実際に、欧米圏以外の国に住む子どもたちも、高額な費用をかけることなく、積極的にMOOCsを受講している。 例えば、モンゴルでは、当時15歳の少年がedXでMIT(マサチューセッツ工科大学)が配信した「電子回路」の講座を受講し、この講座の受講生15万名の中で満点を取ったのは340名しかいないという中、満点を取得した。少年は、高校卒業後はアメリカの大学に進学したいという希望があったものの、経済的な理由から難しいと考えていた。しかしながら、edXから修了証を得た後に、MIT関係者から強くMITの受験を勧められ、大学に願書を提出し、現在はMITに学費免除の形で進学している。 また、パキスタンには10歳から「人工知能」や「物理学」の講座を受講して好成績を収め、2013年の世界経済フォーラム年