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ブックマーク / www.coprosystem.co.jp (21)

  • 未来をつくる方法の1つとしてのデザイン思考 - Think Social Blog

    Tweet 昨日(7月23日)、某会社で「デザイン思考」を中心的なテーマとした講演をする機会をいただきました。 このブログでもいつも述べているとおり、イノベーションの方法としてのデザイン思考という観点でお話をさせていただきましたが、今回は、なぜいま「デザイン思考」や「イノベーション」が求められているのか?という点を、世界的な「未来志向」の高まりという観点から考え、お話させていただきました。 講演資料「デザイン思考による人間中心のイノベーション」 その講演で用いたプレゼンテーション資料をすこしカスタマイズしてスライドシェアにアップしましたので、ここでも紹介しておきます。 講演の内容は、 なぜ、いまデザイン思考なのか? イノベーションとユーザー体験 デザイン思考のメソッド といった3部構成で、「未来を作る方法」としての側面から、いまなぜデザイン思考が求められるのか?といった点、それから具体的に

  • イノベーションにつながるアイデアの3つの条件 - Think Social Blog

    Tweet イノベーションにつながる新しいアイデアを生み出そうとする際に、障害となるものが2つあります。 「マーケティング主導」と「技術主導」への偏りがそれです。 いずれも新しいアイデアを創出し、実現していく上では欠かせないものなのですが、そのいずれかに偏ってしまうとアイデアの可能性を狭めたり、アイデアそのものを凡庸なものにしてしまいがちです。 マーケティングと技術は、昔からよく対立するものといわれていますが、その対立そのものが新しいアイデアを阻む要因ではありません。仮にマーケティングと技術が仲良くやれたとしても、まだ障害は残ってしまうのです。 今回はそのあたりをすこし考えてみようと思います。 何故「マーケティング主導」や「技術主導」への偏りがイノベーションの障害になるのか? を考えるにあたって、IDEOが昔からイノベーションにつながる「成功するアイデアの条件」として挙げている以下の3つの

  • スケッチしながらユーザー体験を考える - Think Social Blog

    Tweet 「作りながら考える」。これはデザイン思考でアイデアを創出する際の基姿勢です。 ですが、基姿勢だからといって、それが実践できているかというと、どうでしょう? 皆さんはちゃんと実際に「作りながら考える」ことをしているでしょうか? 言葉で考え、言葉でアイデアを伝えるのではなく、イラストや簡単なプロトタイプを作成することで視覚的に具体的にアイデアを考え、それを他人に伝えるようにすること。それがなければデザイン思考ではないといっても過言ではないと想います。 「使えない」アイデアはどんなに「使えたら」素晴らしいアイデアであったとしても無意味 ユーザー体験を重視するのですから、視覚的に、具体的に考えるのは当然のことです。ユーザーが何かを体験する際のインターフェイスになるものは、言葉に限定されることなどはほとんどなく、視覚的な表現や、より物質的なタッチポイントとなるものの形状やふるまい、あ

  • メンタルモデルと観察 - Think Social Blog

    Tweet 6月9日の「未来のユーザー要求を創出する方法としてのデザイン思考」というタイトルで、「観察(オブザベーション)」をメインテーマにしたデザイン思考ワークショップの講師をしてきました。 あいにくの雨の中、40人の方にご参加いただき、1時間の講義のあと、実際に「行動観察」のワークをやっていただきました。実際にやってみる前は、なぜ観察するのか? 腑に落ちなかった方も含めて、参加いただいた方がそれぞれ何らかの気づきを得てお帰りになられたようなのでホッとしています。 ワークショップの様子に関しては、主催の好川さんがブログにまとめてくれています。 最初のエクスサイズは、代表者にゼリーをべてもらい、その様子を観察するというものでした。2回行い、観察結果を併せて、簡単な利用者モデル像を作ってみるというものでした。 この演習については、人の行動では通常は見落としていることが多いことに気付いた人が

  • ジャーニーマップ:経験とインタラクションを理解するための方法 - Think Social Blog

    Tweet 企業のみならず、多くの組織がいま経験やインタラクションというものをどのように理解すればよいかについて困惑しているように感じます。 「経験のデザイン」ということが注目されていたりもしますが、経験というのは、これまでのように目に見え手で触れられる製品や、Web、GUIなどをデザインするのとは異なり、目で見え手で触れられるものではありません。また、同じモノ、同じような状況から得られる経験でも、誰が体験したかで異なるような不確実な性質をもっていたりもします。それが従来のようなモノ中心あるいは「このボタンを押すと○○が起こる」というような機能中心に思考するデザインのあり方とは大きく異なるために、そうした思考に慣れてしまった人には、うまく理解できないという側面があるのでしょう。 ただ、そうはいってももはや「経験」は無視できなくなってきました。それが多くの組織における困惑につながっているので

  • ○○することで、その人は本当は何をしたいのか? - Think Social Blog

    Tweet デザイン思考では、人びとに認められる革新的なサービスを生み出すために、「人間中心」の視点に立ち、人びとが行なっている事柄を詳細に観察(オブザベーション)することで潜在的なニーズを発見していきます。人びとが現在行なっている事柄を理解することを通じて、「○○することで、その人は当は何をしたいのか?」と考えることで、人も気づいていない隠れたニーズを発見し、革新的なプロダクトやサービスを生み出すためのきっかけとするのです。 前回の記事でも、イノベーションにつながる発想の鍵は、人びとの体験にフォーカスすることだと書きました。 それには他人の体験を見てみることからはじめてみることが必要なんだと思います。フィールドワークに出かけて、他人の体験に触れようと心がけることが大事なことだと思います。 実際のフィールドで、それぞれの人が気づかぬ課題を抱える体験を見つけること。そして、現状の体験を別

  • 〈何によって解決するのか?〉の前に〈何を解決するのか?〉を特定する - Think Social Blog

    Tweet 前回の記事(「巨大な豚に口紅を塗ることがUXをデザインすることではない」)では、UXをデザインをするとはどういうことか?をあらためて考えてみました。 そこではUXをデザインをするというのは、あらかじめ特定した商品やサービスのユーザー体験を改善するためにタッチポイントのインターフェイスをデザインしなおすということではなく、特定の商品やサービスに縛られることなく、もっと広い視野に立って、人びとが求める体験を提供できる〈何か〉を根的に創造するためのデザインであると、新たにUXデザインを定義し直してみました。 言い換えれば、UXをデザインするということは、新しい価値をもったユーザー体験を生み出すことが目的であり、それを可能にするための〈何か〉としての商品やサービスを生み出すこと自体は目的ではないのです。極端な話、商品やサービスが生まれなくても、人びとのつながりが生まれることで新しい体

  • デザイン思考の使い方を間違えないために... - Think Social Blog

    Tweet 日発売された奥出直人さんの『デザイン思考と経営戦略』をさっそく手に入れました。 前作の『デザイン思考の道具箱』も大変おもしろいで、私自身、デザイン思考を身に付け、デザイン思考というものについて考え、実践していくためにとても参考にさせていただいた一冊でした。 デザイン思考は方法であって、創造性を生み出す仕組みではない そんなこともあって今回の新著も発売の情報を知ると同時に楽しみにしており、今朝さっそく購入させていただいたわけです。 パラパラと序章を読みはじめているのですが、やっぱり私の立場だとこんな文章に共感を感じてしまいます。 この方法が注目されて、多くのデザイン・コンサルタントが企業に対してデザイン思考のワークショップを提供した。創造性を引き出すワークショップとしてはかなり有効である。それはデザインという創造性のためのよく練りあげられている方法を、デザインの専門家の特権的

  • チーム・ビルディングからはじめるサービスデザイン - Think Social Blog

    Tweet 新しくサービスデザインを行なう上でのむずかしさは、デザインプロジェクトに関わる人たちの多様さをどう1つにまとめるか?ということにあると思います。生きてきた背景も異なれば、専門とする領域も、所属する組織やコミュニティも異なる可能性のある多様な人びとをいかにデザイン過程に参加させ、1つの社会的変革を実現させていくか? そこがサービスデザインを実際に行っていく上で最初に克服すべき課題であると思っています。 その意味でも、サービスデザインのプロセスにおいては、一番はじめのチーム作りがとても重視されます。今回はそのあたりを考えていくことにします。 サービスデザインのためのプロトタイピング・プロセス サービスデザインのためのチーム・ビルディングを考えていく上で参考になる資料があります。英国でソーシャルイノベーションのために活動する慈善団体Nestaと同じく英国のサービスデザイン会社Thin

  • レスポンシブwebデザインとは?|Tips*Blog|株式会社コプロシステム

    明けましておめでとうございます。 年も、弊社コプロシステムと、当ブログ「Tips*Blog」を宜しくお願い申し上げます。 昨年の最も大きな出来事といえば、やはり誰もが「東日大震災」を思い浮かべるでしょう。 それでは、IT業界に絞るとどうでしょう? IT業界の大きな変化の一つに「スマートフォンの急速な普及」が挙げられるのは間違いないのではないでしょうか。 国内の各キャリアでは、昨年の夏モデルくらいからスマートフォン中心のラインナップになり、従来の携帯電話(フィーチャーフォン、ガラケー)からスマートフォンへシフトした年でした。 2012年ではこの急速な普及がさらに加速され、スマートフォンの販売台数は、携帯電話全体の6割を占めると予想されています。 そんな中、上記の変化はwebサイトの構築手法にも影響してきています。 webサイトのマルチデバイス化が必須に どういうことかといいますと、 we

  • 「顧客の旅」という視点から包括的にデザインを行なう - Think Social Blog

    Tweet カスタマージャーニーマップやサービスブループリントといったサービスデザインで用いられる、サービスを利用する顧客の旅の道程を図式化することで、顧客がどのタッチポイントでどんな体験をし、どんな感情になるのかを把握する方法は、狭義のサービスデザイン分野におさまらず、顧客の体験価値をいかに高め、ブランドへの信頼や愛着などの絆をより強いものにするかというブランディングの視点からも重要性を高めているように思います。 日にいると、そうした「顧客の旅」を中心に体験価値やブランド価値の向上をはかるアプローチへの注目の高まりもあまり感じにくいのですが、海外で行なわれているイベントの話題などに目を向けると、そうしたアプローチが1つの大きな話題になっているのがわかります。 例えば、3月下旬にニューオリンズで開催されたIA Summit 2012も"Cross Your Channels in Mul

  • webデザインのトレンド手法:レトロ、ヴィンテージ感のあるwebデザインの事例|Tips*Blog|株式会社コプロシステム

    最近のwebデザインのトレンド手法のひとつとして、「レトロ感」「ヴィンテージ感」のあるwebデザインをよく見かけるようになりました。 webデザインのリンク集などを見ていても、昨年あたりからレトロなデザインのwebサイトの比率が増えてきたことが実感できます。 これらのサイトには、 褪せたような色の組み合わせ 紙っぽいテクスチャの使用 リボンや帯(テープ)をモチーフとしたパーツデザイン ヴィンテージ感のあるフォントの利用 ノスタルジックなイラスト表現 などの特徴が挙げられ、それぞれ味のあるデザインになっています。 このような手法がトレンドになった背景として、 まず、インフォグラフィック的表現が増えてきたこと。 参考エントリー: 楽しく統計データや歴史がわかるインフォグラフィックの事例 CSS3の技術が浸透してきて、フォント表現のバリエーションが増えてきたこと。 参考エントリー: Webフォン

  • 複雑な物事のステップがきれいに整理されたインフォグラフィックの事例 他|Tips*Blog|株式会社コプロシステム

    ここ数年で海外メディアを中心によく目にするようになったインフォグラフィックについて、2回に分けて事例を紹介してきました。 1回目:楽しく統計データや歴史がわかるインフォグラフィックの事例 2回目:人々を行動に移させるようなメッセージ性の強いインフォグラフィックの事例 今回のエントリーは、その3回目(最終回)です。 統計データ 歴史 脅威と呼びかけ 生活に役立つ知識 物事の順序・流れ(今回) 特徴からの分類(今回) その他(今回) web上ではいつ頃から注目されているか 冒頭で「ここ数年でよく目にするようになった」と書いてきましたが、どれくらい増えてきているのでしょうか? 以下の図は、Googleで「infographics」をトレンド検索した時のグラフです。 2009年初め頃から発生し、昨年にはそれまでの約3倍くらいまで一気に増え、今年に入ってからもまださらに伸び続けている模様です。 イン

  • カスタマージャーニーマッピングを行なう10のステップ - Think Social Blog

    Tweet 先日、「エクスペリエンスジャーニーマップ/カスタマージャーニーマップ」という記事で、サービスデザインを行なう上で用いるモデル化のツールとして事例を紹介したカスタマージャーニーマップ。 このカスタマージャーニーマップの作成に関して、オランダのサービスデザイン会社DesignThinkersのArne van Oosteromが書いた「Mapping out customer experience excellence: 10 steps to customer journey mapping」がとても参考になると思います。 (参照元:slideshare "DesignThinkers presentation at the Aegon Marketing Conference 2011"のP57より) 今回はその記事に書かれたカスタマージャーニーマッピングを行なう10ステップを

  • 医療/健康のサービス&エクスペリエンスデザイン事例 - Think Social Blog

    Tweet これまで私たちは、医薬品のパッケージや医療用ソフトウェアなど医療/健康に関するデザインを通じた問題解決のお手伝いをさせていただきました。 プロジェクトをお手伝いさせていただく際、私たちはまず実際の医療現場で、患者さんの様子や病院でお医者さん、看護師、薬剤師さんたちの作業を観察させてもらったり、その後にお話を伺ったりする民族誌的調査(エスノグラフィー)を行なってきました。 Webサイトのコラム「エスノグラフィーと体験のデザイン」でも書きましたが、調剤ミスを削減したり、効率的な調剤作業を行えるようにするなどの課題をもった医薬品パッケージのデザインを行なう場合でも、実際に薬を扱う人びとがどんな状況でどんな不満や期待を抱きながら薬に触れているかを把握した上で、具体的なデザインのアイデアを考えています。現場での課題を理解した上で行なう改善は、調剤ミスを防ぐために薬剤ごとの識別がしやいよう

  • サービス&エクスペリエンスデザインを知るためのおすすめ動画 - Think Social Blog

    Tweet 最近、このブログではサービス&エクスペリエンスデザインについての取り上げた記事を書いています。 ただ、日ではまだあまり馴染みがない分野ではありますので、正直、サービス&エクスペリエンスデザインって何?という方もいるのではないでしょうか。 そんな方のために、今回はサービス&エクスペリエンスデザインとは何か?を知るためにおすすめの動画をいくつか紹介してみようと思います。 サービスデザインの考え方 最初に紹介するのは、サービスデザインとは何か?をつかむ上での入門編的な内容になっている、"This is Service Design Thinking"というの紹介として作成されたヴィデオ。 "user centered"、"co-creative"、"sequencing"、"evidencing"、"holistic"の5つをサービスデザインの指針として挙げ、ユーザーを中心として

  • サービスブループリントを用いたWebユーザビリティ評価 - Think Social Blog

    Tweet Webサイトのユーザビリティを評価する手法として知られるものの1つに、ヒューリスティック評価法があります。1990年にJakob NielsenとRolf Molichが開発したユーザビリティの問題点を指摘する手法で、ユーザーインターフェイスの設計に関する専門家が経験則と直感、洞察を駆使して、デザイン上のユーザビリティに関わる問題点を発見する方法です。日でも2000年を過ぎた頃より様々なシステムのユーザーインターフェイスやWebサイトのユーザビリティの評価のために用いられてきました。 比較的、短期間、低コストで効率的にUIの問題点を抽出するのに有効であると言われ、重宝されるヒューリスティック評価法ですが、弱点もあります。というのも、ヒューリスティック評価法は、ある程度網羅的にデザイン上の問題点をピックアップすることができる代わりに、問題の重要度をユーザー視点にたって決定するこ

  • HTML5やCSS3を駆使した「次世代の可能性」を感じるサイト|Tips*Blog|株式会社コプロシステム

    ここ2~3年の間で、HTML5/CSS3に関連するブログ記事のエントリーやセミナーなども増えて、これらのキーワードもすっかり定着してきました。 このブログをご覧いただいている方も、各々抱えられているweb系の業務案件で、大なり小なりHTML5やCSS3などの技術を取り入れている方、その可能性を体験している方がほとんどではないでしょうか? 今回のエントリーでは、HTML5/CSS3/jQueryなどを組み合わせることによってどんどん変化していっている"webサイトの表現"について、事例をご紹介したいと思いますが、まず始めに少しだけおさらいを書かせてもらいます。 HTML5とは? 今さらなのであまり詳しい説明は書きませんが、過去に弊社HP内で私が書いたコラム『次世代を担う技術HTML5」について』から引用しますと、 "現在のwebコンテンツで、最も一般的に使われているHTMLの標準仕様は「H

  • エクスペリエンスジャーニーマップ/カスタマージャーニーマップ - Think Social Blog

    Tweet 前回の「サービスブループリントを用いたWebユーザビリティ評価」では、サービスを体験する利用者とタッチポイントの間でのインタラクションをモデル化するツールとして、サービスブループリントという手法を紹介しました。 サービスデザイン&エクスペリエンスデザインの分野で同様の目的で使われるツールにもう1つ、エクスペリエンスジャーニーマップ(またはカスタマージャーニーマップ)と呼ばれる手法があるので、今日はそのツールについて紹介してみようと思います。 エクスペリエンスジャーニーマップ(またはカスタマージャーニーマップ)は、顧客がサービスを利用する際、そのプロセスの様々な段階での顧客のニーズそれを満たすための必要なインタラクション、そのインタラクションを受けた際の顧客の感情の状態を、サービス利用時の流れに沿って視覚的に表現するモデル化ツールです。 SERVICE DESIGN TOOLS

  • Webサービスとペルソナ(前編) - Think Social Blog

    Tweet 新規でWebサービスを企画し立ち上げる際、あるいは、既存のWebサービスを改編してユーザー体験を向上させようとする際、皆さんはターゲットと想定するユーザーの期待や要求について考えるためにユーザーモデルであるペルソナを作っているでしょうか? ペルソナを作るプロセスを経ずにサービス内容を決め、サイトをデザインしてしまったばっかりに、ユーザーにとっては魅力のないサービスができてしまったり、魅力は感じられても実際に使ってみると非常に使いづらく使えないサイトができてしまったりしていないでしょうか? Webサービス提供者の視点やサイト構築者の視点だけで、サービスを企画し、サイトのデザインを行なってしまうのは、ターゲットと想定するユーザーと自分たちの間にあるメンタルモデルのギャップを無視してしまうのと同じことだと思います。とうぜん、自分たちがエンゲージメントを結びたいユーザーとの間のギャップ