米アップルの携帯電話「iPhone 3G」を購入したお客さん=11日午前8時45分、東京・表参道(緑川真実撮影) ソフトバンクモバイルが11日発売した米アップル製の高機能携帯電話「iPhone(アイフォーン)3G」は、同社とアップルの巧みな販売戦略によって、各地の販売店で熱心な購入希望者が行列を作るなど異例の盛り上がりをみせた。ただ商品を入荷できない店舗もあり、客の間では情報が錯綜(さくそう)するなど混乱を招いた。今後の供給力にも不安が残る。型破りのアイフォーン商戦は、光と影を織り交ぜての船出となった。(上野嘉之) 東京・表参道の販売店では3日前から客が並び始め、午前7時の先行発売時には約1キロに及ぶ長蛇の列に。徹夜で並んで購入した東京都清瀬市の会社員、梶野仁司さん(33)は、その場で家族に電話をかけ、「すごく簡単」と操作性に感心していた。 アイフォーンはタッチパネル式の革新的な操作性や、