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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/tatsu2 (11)

  • 「ちはやふる」が紡ぐ夢の途中 - subculic

    アニメーション天井知らずの面白さで毎週楽しみにしていたアニメ『ちはやふる』が最終回を迎えた。アニメ版が始まってまもなく「これは原作を読んだ方がいいのか」とつぶやいたことがある。すぐさま友人から「原作も超面白い」とのレスポンスが返って来た。かくして原作を手にとってみたところ、ほどなくして『ちはやふる』全巻が収納される運びとなり、今では愛読書として何度も読み返すに至っている。先日発売された原作最新刊も圧巻の内容であり、いまだ底知れない作品だと震えた。リミッターのない面白さで、いったい何処まで楽しませてくれるのだろうか、と。ちはやふる(16) (BE LOVE KC)作者: 末次由紀出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/03/13メディア: コミック購入: 1人 クリック: 213回この商品を含むブログ (34件) を見る原作に負けじとアニメ版の出来も抜群だった。演出が、音楽が、かるたア

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    llil 2012/04/08
  • 「ちはやふる」14話からみる、川尻善昭の「ちはやふる」 - subculic

    アニメーション『ちはやふる』第十四首 「はなよりほかにしるひともなし」すでに作品の中核コンテマン、川尻善昭が全開だ。PLUS MADHOUSE(プラス マッドハウス) 2 川尻善昭 (プラスマッドハウス 2)作者: スタジオ雄出版社/メーカー: キネマ旬報社発売日: 2008/07/07メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 12人 クリック: 351回この商品を含むブログ (3件) を見る「PLUS MADHOUSE2 川尻善昭」に詳しいが、氏は独特の美学を持つ人である。特にアクションに関して、興味深い言葉を述べている。俺のイメージだと、あれだけ凄い奴らのチャンバラっていうのは、1秒に5回打ち込むんだよ。1秒に5回ですか!そう言ったら、三原君が「動きが繋がりません!」と言っていた。繋がらなくてもいいの。刀と刀を合わせた時に火花が飛べば、凄い奴らが戦ってると思えるから。1秒間に5回。そん

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    llil 2012/01/14
    演出/ ちはやふる/
  • 「ちはやふる」の演出・表現 〜少年漫画から和歌の花まで - subculic

    アニメーションきらびやかな和歌の世界から勝負としての競技かるた、魅力溢れる要素の数々を多彩な表現でみせてくれる『ちはやふる』。語りたいことはたくさんあるのですが、今回は「競技かるた」と「百人一首の世界」について。はじめに、競技かるたは自陣25枚、敵陣25枚に分けて並べ、自陣の札が先になくなった方が勝ち、お手つきをすると相手の陣から1枚送られ2枚差がつく、敵陣の札を取った場合は自陣から1枚送れるという基的なルールがあります。編終了後に続けて流れる「HOW TO 競技かるた 入門編1」から特徴を引用すると、1対1の対人競技瞬発力 持久力が必要「畳の上の格闘技」原作を読んでいる人はもちろん、アニメ編を見ていれば分かることばかりですが、演出のベースにもなるポイントです。対人であり、速力・持久力が必要な上、格闘技のように激しい。これらを踏まえた上で、『ちはやふる』の競技かるたがどんな描かれた方

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    llil 2011/11/17
  • エンドレスエイト完結話について徒然と書く - subculic

    アニメーション『涼宮ハルヒの憂』 エンドレスエイト8話目。完結編。二ヶ月に渡って放送された「エンドレスエイト」がようやく終わり、完結した8話目は感動・開放・爽快といった言葉を並べるに相応しい内容でした。毎回何かしら書いていたので、これで終わりかと思うと少々寂しい気もしますが、熱病にかかったような2ヶ月間は「ループ」が話題となる度、思い出しそうだ。アニメ版エンドレスエイトは15532回目が成功シークエンスになったのだけど、原作より34回増えた失敗シークエンスを初回・8話を除く6話かけて放送した。問われるのはその6回分の価値、意義になるのかなと。6話分の話数を抜いた、初回と成功シークエンスを見せる2話構成ならここまで話題にならなかったでしょうし、山寛氏の「2話が限界」発言の通りになっていれば、いつものハルヒとして、いつも通り程度の話題になっていた、とも言える。大半の視聴者はそれを望んでいた

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    llil 2009/08/10
    ep.19/
  • 今週の長門有希エイト うなじ分が足りない - subculic

    アニメーション「涼宮ハルヒの憂」エンドレスエイト6話目。既視感を意識する量が変化するなら、もうどんなエンドレスエイトになったって驚かない…のだけど、手堅く差し障りなくつつがなく描かれてしまった。緊迫感を煽らない反面、もしかしたら唐突に終わるのでは、なんて思ったりしたのですが、んなこたぁなく。これが僕らのエンドレスエイト。あえて言うなら、「諦めたエンドレスエイト」って感じでしょうか。8月31日夜に嘆いていたキョンが、昼間のうちから早々に諦めて不貞寝。悲壮感も何もなく白旗を振る。ある意味、皮肉にも見えますし、時間の流れが早まった影響が次回以降へ反映するのか否か。諦めの早いキョンが視聴者の代弁者であるなら、暗に白旗を上げても仕方ないという意識があるように思えた。エンドレスエイトに関わる人、ステークホルダー的な消耗感は否めない。たぶん。6話の演出・コンテは北之原孝将さん。京都アニメーションスクー

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    llil 2009/07/26
    ep.17/「珍しいと言ったのは、ハルヒ・キョン・長門のオブラートに包まれた三角関係が浮き彫りになっていること。」お面の屋台前のシーン
  • 涼宮ハルヒの憂鬱 エンドレスエイトは終わらない - subculic

    アニメーション涼宮ハルヒの憂 エンドレスエイト5話目。同じストーリーを見続ける、ずっしりとした疲労感は隠せませんが、関心ある限りは付き合ってやるぜ!という好きの反対は無関心論理に基き。5話の印象は、「飽和状態の既視感のリセット」。この言葉に尽きる。4話がピークとするなら、5話は「アレ、あのイメージ映像やらの伏線はどこ行った。単に演出家の描き方の違い?てんで解決しそうにないじゃない」なんて風にも見えた。長門有希に言わせると今回が15521回目だそうだから、前回から8周していることになる。15513回目の4話で見せたキョンの決意は、泡となって消えてしまったとも言えるのだけど、8回飛んだことから考えてみると。もし、今回のリセットしたかのような描き方をされた5話が、15514回目であったならば正直、エンドレスエイトが終わる取っ掛かりを見い出せない。15513回目で今までと違う行動や映像を見せ、次

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    llil 2009/07/20
    ep.16/
  • 涼宮ハルヒの憂鬱 見えてきたエンドレスエイトの同期演出 - subculic

    アニメーション『涼宮ハルヒの憂』 エンドレスエイト4話目。またもやカウンターを喰らってしまったのだけど、少しばかり数字の考察という名の妄想を。まず、ループを見せられた2話目が15498回目に該当、3話が15499、4話の今回が15513回目だ。2話→3話の間は繋がりがあるが、4話にはなく14回飛んでいる。劇中の期間が2週間、14日。視聴者が7日過ごした間に、196日経過している計算。196日ということは28週、自分達と比較して、全て記憶している長門有希は28倍の時間を体験したはず。そして「エンドレスエイト」の4話目だから、「孤島症候群・後編」から数えて4週、28日間「エンドレスエイト」している。さらに196日という時間、たとえば2009年の196日目は一体いつなのかというと…7月15日。翌日、7月16日深夜はハルヒの放送日だ(厳密には17日になりますが)。次回がエンドレスエイトの5話目だ

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    llil 2009/07/11
    ep.15/ 今回の「飽和状態の既視感」を強調するために先週の14話を"捨て回"として使った印象すらあるよね。なんとも贅沢な話だ。
  • エンドレスエイト 光と影の実在 - subculic

    アニメーション『涼宮ハルヒの憂』エンドレスエイト2話目。端的に語るなら、陰の回だった。色彩、照明、影付け、撮影にまでこだわった(いつも以上に意識をさせやすい)演出が冴えていたと思う。絵コンテ・演出は荒谷朋恵。前話との比較で衣装・小物といった香盤表の違いも、単にループしているからではなく、心情を汲んだものになっていたけれど。当たり前のように、ポジティブ・ネガティブという単純な気分によってでさえ、明るい服を着たいのか、シックな服を着たいのか変わる。ならば、演出に活かさない理由はない、ですしね。陰影の意識は開始数分から提示されていて、木漏れ日が差す中のカット。わざわざ「木漏れ日」を意図して画面を作ったのは、既視感が徐々に漏れ出す伏線として取れる。影の中から少し光が差しているけれど、その光が何なのか今は分からないイメージを与えているのかな。面白い。プールシーンは序盤の光と影の対比がわかりやすい。

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    llil 2009/07/10
    ep.13/ 作画/ 演出/ 撮影/「荒谷朋恵演出回として記憶しよう。もしくは撮影注目回。」ふむふむ。
  • 涼宮ハルヒちゃんの安心感 - subculic

    アニメーション涼宮ハルヒ関連が騒がしくなってきたので、ここは敢えてハルヒちゃんを取り上げてみたい。1話配信の際には配信予定時刻になっても上がらず、10分遅れの配信で話題をさらったものの、その後は落ち着き、定期的な配信を続けていた『涼宮ハルヒちゃんの憂』。YouTubeの再生回数を見るとかなり多くのに視聴されたはずだが、見ていない人も多いのではないだろうか。というのも、配信していることを知っていても「いつでも見れる」「いつか見よう」のような変な安心感を抱きつつ傍観、そんなパターンで見送られがちだったのではないかなぁと思ってしまうのだ。実際、自分もあたま数話見た辺りから、見れる時に見ればいいかなーのような、絶対見ないぞコイツ…の王道パターンに入りかけていたから。TVシリーズは出来る限りリアルタイムで視聴するよう心掛けているのだけど、ネット配信だと先に挙げた安心感の所為もあってか、優先順位が下

  • 笹の葉ラプソディの演出小話 - subculic

    アニメーション, 涼宮ハルヒの憂ようやく『涼宮ハルヒの憂』の新作が放送された。作画に関しては西屋太志、演出は武康弘による新体制。文字通り「新生ハルヒ」だった訳ですが、基的には旧シリーズと同じく水平構図が多く、Fix(固定)中心の画面作り。Fix主義で有名な山寛がシリーズ演出をしていた旧シリーズの名残かなと思ったのですが、要所ではカメラワークも。個人的にはナメ・越し構図の頻用が気に掛かった。会話シーンにおける切り返し・リバースショットを多用していた所為もあるのだけど、それにしても目立つ。この時点では、武さんってこんなにナメや切り返し使う人だっけなと考えてしまった。キョンと過去ハルヒの対話シーンにおける演出今回、最も目を注いだのは階段に座るキョンと過去ハルヒの対話シーン。ここを語りたいが為に書いてます。この対話シーンは頭の50秒、3つの構図だけで回している。狭義での同ポ(同じカメラ

    笹の葉ラプソディの演出小話 - subculic
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    llil 2009/05/25
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  • 『けいおん!』6話の演出と石原立也 - subculic

    アニメーション | 02:23 | ついにライブ回、ということもあり相当な期待を背負った感もある6話ですが、山田尚子監督と演出・コンテの石原立也がどう捌くのかと思っていたところ、成る程、こう来たかと。今回描きたかったことは、学園祭における「軽音部」の過ごし方どのような気持ちでライブを迎えるのか主にこの2点でしょう。ライブがメインに見えて、描写の中心となったのは“学園祭ライブ感”なんですよね。一体どのように学園祭当日を過ごし、どういった心境でライブ番を迎えるのか。構成的にはライブがトリであるものの、それまでの心情や動きを細かに描くことで“学園祭のバックボーン”が強度を増したように思えた。その象徴となったのが5話でも麦わら帽子をかぶって登場した彫像。6話では学園祭仕様に。5話の牧歌的な雰囲気と6話のお祭り感を対比的に関連付けし、心境や空気のシンボルメタファーとして作用させる。麦わら帽子をかぶ

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    llil 2009/05/12
    k-on/
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