【ローマ=石田博士】イタリアの空の玄関ローマ・フィウミチーノ空港で機内預けの荷物を盗んだとして、捜査当局は3日、同国最大の航空会社アリタリアの社員49人を逮捕したと発表した。 国内のほかの7空港でも、ほかの手荷物扱い業者の社員37人が逮捕された。 ローマから南部カラブリア州へのアリタリア便で荷物の紛失が多発。捜査当局が昨年から同社の協力を得て隠しカメラを設置したところ、機内への荷物の積み下ろしの時に荷物が抜き取られているのを確認したという。多額の賠償金を支払ってきたアリタリア社は「弊社も被害者であり、捜査に全面的に協力している」との声明を出した。 関連記事愛する飛行機、新入社員が磨く 福岡・スターフライヤー(4/2)成田空港、入場すばやく 検問の簡素化実験スタート(3/18)「プリンは液体」口論で暴行容疑 千葉・成田空港で逮捕(2/22)ダイヤや金47億円分強奪 積み込み前にベルギーの