各種の調査結果を見ると、2人に1人は奨学金を利用している時代。新年度が始まったこの時期は、奨学金の給付を受けて大学を卒業した人、大学へ入学して奨学金の給付が始まる人、来年の大学入学に向けて奨学金の申請をする人など、奨学金を意識する人も多いことでしょう。 貸与型の奨学金は、当然のことながら返済の必要があります。そもそも、いくら借りると何年間にわたっていくら返済することになるのか、返済が遅れるとどうなるのか。意外に怖い奨学金の延滞事情も含めて紹介します。 ほとんどの奨学金は“もらう”のではなく“借りる”ことを自覚しよう 奨学金について話をすると、奨学金を“もらう”と思っている人が大勢います。多くの人が利用する「日本学生支援機構」には給付型もありますが、条件が厳しいためほとんどは貸与型。ということは、奨学金を“借りる”が正しい日本語です。奨学金の返済に対する意識が低い人がいるのは、まずここに原点