日本男子(だんし)に刷り込まれた『007』 1960年代に日本で公開された『007』が与えた影響は、今からは計り知れないものがある。特に2年連続で興行収入第1位となった『007/ゴールドフィンガー』(1964年)、『007/サンダーボール作戦』(1965年)、2位となった『007は2度死ぬ』(1967年)の連作の勢いは 、最近の『ハリー・ポッター』シリーズ(2001~2011年)以上のものがあった。その記憶は60年代の日本人の記憶に深く刷り込まれ、その後のマンガやアニメ、さらにドラマや音楽に多大な影響を与えたのである。 あちこちに『007』が その頃『007』を見ると、大人はスパイになったつもりで映画館を出てくるし、子どもは「スパイはかっこいい、スパイになりたい」(by 押井守 )と真剣に思っていたのである。その影響が如実に出たのが、さいとう・たかをのマンガ「007」。そのまんまである。1
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