明治が作るお菓子「きのこの山」と「たけのこの里」をX線で解析してみた──そんな投稿がXで話題だ。この2つのお菓子を巡っては“どちらの方がおいしいか”を決める論争、通称「きのこたけのこ戦争」が数十年に渡って繰り広げられている。この争いを終わらせるため、両者をX線CTを使って解析するというかつてないアプローチに臨むものが現れた。 解析を行ったのは、3D画像の解析などを手掛けるホワイトラビット(東京都中央区)だ。きのこの山とたけのこの里をそれぞれ1粒ずつX線CTで解析して、その体積や密度などを調査した。 Xで公開している解析結果によると、1粒当たりの体積は「きのこ」のほうが大きいという結果に。解析で得られた断面図からは「きのこ」のクラッカーには多くの気泡を含んでおり内側にあるほど気泡のサイズが大きくなる傾向が見られた。一方「たけのこ」のクッキーは粗い粒状の構造で、気泡は比較的むらがないことが分か