同期という1つの関係性は特別なものである。芸人を生業としている以上、括ってみんな仲間だとは思っているが、同期という繋がりだけは、それぞれの期ではどうしても介入出来ない不思議な線引きがある時もあるのだ。 これは、恐らく芸人だけに言えることではないのだろう。 同期の活躍は1番嬉しく、1番悔しい。同期が辞めていくのは1番悲しい。 ライバルであり、仲間であり、戦友である。友達であり友達ではない。同じ釜の飯をわけあい時には奪い合う。なんとも言葉にしがたい関係性。 そりゃそうだ。最も長い時間を過ごしているのだから。もはや家族のそれに近いのかもしれない。 とにかく、同期がいるということは財産であり、1番の糧になっているのだ。 そんな吉本の同期の中でも、空気階段は最も深い関係性を持った内の一組。広く芸人として見れば行き着く先は同じであれ、彼らはコント師であり我々は漫才師である。だがむしろ、だからこそなのか