人工衛星をご覧になったことはあるだろうか。写真や映像でも構わない、思い出して欲しい。 もしかしたら金色のMLIに覆われた衛星、もしくはブラックカプトンで覆われた衛星かもしれないが、衛星の構体はCFRP(炭素繊維強化プラスチック)やアルミ合金などが使われている。 小型衛星、超小型衛星であれば、アルミやアクリルパネルなど低コストで宇宙に対する機械環境などに耐えうる材料が使われたりしている場合もある。これが“普通”だと思うのだが、しかし、従来にはない斬新な発想の衛星がある。 それが木材を使った衛星だ。今回はそんな木製の衛星について紹介したいと思う。 木製の衛星とは? 木製の衛星とは、その名の通り木を活用した衛星だ。この木製の衛星を手がけるのは、京都大学と住友林業。宇宙木材プロジェクトLignoStella Projectをスタートさせている。その木製の衛星の名は、「LignoSat(リグノサット
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