情報がカネになる…。 そう聞くと何やらアンダーグラウンドなイメージもします。けれど、政府の後押しで、情報がお金を生む仕組みが誕生しようとしています。それが「情報銀行」。これに対してリアルな銀行をはじめとする従来の金融機関はどんな動きを見せているのでしょうか。 動き出した「情報銀行」の構想 「情報銀行」とは、個人のデータを本人の同意のもとで収集・管理・提供する仕組みのこと。例えばあなたが通販サイトでこれまでに何を買ったかという記録を「情報銀行」に提供すると、新しく通販サイトを立ち上げようという企業がそのデータを「情報銀行」から受け取ります。 このように個人の情報が流通する仕組みが、これからきちんとした枠組みの中でつくられていきます。 具体的には、個人データの収集・管理をする「情報銀行」の事業者認定に関する説明会を、総務省が2018年10月に実施しました。12月から認定申請の受付が始まり、20