ペンディング状態を回避する データベース管理者としては,日中の処理によるロールバック・セグメントのペンディング状態が,夜間バッチの更新処理に影響を及ぼさないための考慮も必要だ。回避策としては,まず,バッチ処理専用のロールバック・セグメントを用意しておく方法が考えられる。オンライン処理で使用しているロールバック・セグメントをオフラインにしてから,作成済みのバッチ用ロールバック・セグメントに切り替える。切り替えは,バッチ処理の最初で,“SET TRANSACTION USE ROLLBACK SEGMENT RBS名;”を発行し,明示的に使用するロールバック・セグメントを指定することで行う。このコマンドをバッチ・ファイルやシェルにまとめておき,SQL*Plus*から発行するようにしておけばよいだろう。 また,トランザクションがペンディング状態になってしまう状況を回避するには,SQL*NETの無